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高品質なデータ通信を実現する車車間ネットワークに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07J01618
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関大阪大学

研究代表者

孫 為華  大阪大学, 情報科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード遭遇情報 / 遭遇履歴 / 車車間仮想ネットワーク / ネットワーク流動性
研究概要

今年度は主に以下の項目について研究を実施した.
1.遭遇情報を利用したルーティングプロトコルCHRの提案
Contact-based Hybrid Routing(CHR)は,各ノードが過去に遭遇したノードへの潜在的経路を遭遇履歴として記憶しており,遭遇したノードへの経路探索要求が発生する場合,遭遇履歴を辿るたけで通信経路を発見する手法である.CHRは既存の位置情報ルーティングプロトコルと異なり,車両間だけでなく,車両,基地局,歩行者が混在する環境を想定しており,位置情報など環境に関する特別な知識や指向性アンテナのような特別な装置を必要としなく,装備コストを低く抑えることができる.比較実験において低いメッセージオーバヘッドで通信経路を高い発見率で発見できたことを確認した.
2.仮想ネットワークを車車間ネットワーク上に構築する手法の検討
現実空間を道路単位に複数の領域に分割し,各区域に移動車両の協調もしくは固定局による静的な仮想ノードを実現し,仮想ノードを車車間ルーティングプロトコルGVGridにより接続することで,広域内の任意の地点間の通信を容易にする仮想ネットワークを構築するプロトコルを提案している.各ノードは付近にある仮想ノードを介して送受信を行うことで,送信先ノードやネットワークトポロジに関する情報を取得する必要がなくなった.このため,提案する仮想ネットワークの上で,静的なネットワーク用のアプリケーションやプロトコルを展開する際,ネットワークの流動性を対処することなく容易に展開可能になると考えられる.

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] A Hybrid Routing Protocol for Mobile Ad Hoc Networks Using Node Encounter Information2007

    • 著者名/発表者名
      Weihua Sun(孫 為華)
    • 学会等名
      マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2007)
    • 発表場所
      石川県加賀市
    • 年月日
      2007-10-31
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 位置情報ルーティングによる車車間オーバーレイネットワークの検討2007

    • 著者名/発表者名
      孫 為華
    • 学会等名
      ITS(高度交通システム)研究会
    • 発表場所
      東京大学生産技術研究所
    • 年月日
      2007-09-18
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

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