研究課題/領域番号 |
07J01889
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高岡 勝吉 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | anterior-posterior axis / 非対称 / 前後軸 / 着床 / 再生医療 / 胚盤胞 / 不妊症 / 軸形成 / 分化 |
研究概要 |
前後軸は三つの体軸のうち、形態的に一番早期に形成する体軸である。申請者は、前後方向を決定するDVE(Distal Visceral Endoderm,遠位臓側内胚葉)がいつからどのように決定されるか、という問題について取り組んだ。現在までに、DVEは5.2〜5.5日胚にかけて決定するとされている。しかし、申請者は様々なDVE標識遺伝子の内、TGF-β-スーパーファミリーに属するLefty1が、3.5日胚から発現を持続するということを見出した。 1.Lefty1はDVE/AVEにいつどのように運命決定さているか? 私は、マウス胚において、前後軸方向を規定する最初のきっかけである可能性が高いLefty1の発現を着床前胚で確認した。今年度、私はLefty1を発現する細胞が、どの時期に将来のAVEの細胞となるように運命決定を起こしているかを、Lefty1エンハンサー、タモキシフェン応答性のCreER^<T2>を使用したTgマウスの系を確立し、明らかにした。具体的には、少なくともDVEは4.2日胚で運命決定されており、DVE前駆細胞にはLefty1が発現していることがわかった。 2.3.5〜6.5日胚における、Lefty1・Lefty2・Cerlはどのような機能を持つか? 今年度、私はLefty2が5.5日以前の胚で発現していることを明らかにした。そして前後軸形成におけるLeftyの機能を明らかにするために、現在Lefty1、Lefty2ダブルノックアウトマウスを作成し、現在解析中である。
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