研究課題/領域番号 |
07J02806
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山下 知里 (吉川 知里) 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 海洋窒素循環 / 窒素同位体比 / 酸素同位体比 / 海洋生態系モデル / TSUBAME |
研究概要 |
TSUBAMEへ移植したメリーランド大学の窒素固定過程を含む海洋窒素循環モデルを用いて、大西洋における窒素循環メカニズムについての解析を行った。N*は、窒素固定と脱窒の指標であり、通常の海域で起こる生物生産ではほとんど変化しない値である。これまでに行われた海洋観測の結果から、大西洋の亜表層において、窒素固定の影響を受けた水塊であることを示す「N*値の高い水塊(約3)」が、窒素固定の起こっている亜熱帯海域からはずれた北部北大西洋まで広がっていることが知られていた。 本研究では、この要因を解析するため、移流に関する数ケースの感度実験を行った。その結果、亜熱帯域表層で窒素固定によってできたN*値の高い水塊は、表層流にのって北上したのち、北部北大西洋の深層水生成域で沈みこみ、その結果、北部北大西洋の亜表層水は高いN*値を示すことが明らかになった。 これらの結果は近日中に論文投稿する予定である。
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