• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

神経系・中胚葉・表皮系の共通の前駆体である「Stem zone」の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07J02825
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 発生生物学
研究機関大阪大学

研究代表者

吉田 恵美 (2008-2009)  大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 特別研究員(DC1)

吉由 恵美 (2007)  大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードStem zone / 神経系原基細胞 / 中胚葉 / エンハンサーノックアウトマウス / GroupBlSox遺伝子 / 後部神経板 / GroupB1Sox遺伝子
研究概要

脊椎動物の胚発生において神経板は、新しく転写因子SOX2を発現した神経系原基細胞を後部神経板に付加させていくことによって伸長する。このSox2発現細胞は、原条前方部の両側に位置し神経系・中胚葉・表皮系の共通の前駆体であるStem zoneから生み出される。Sox2の発現を制御するエンハンサーのうちN-1エンハンサーは、Stem zoneと一致する領域とそこから生み出された直後の神経系原基細胞で活性を持つ。このことから、N-1エンハンサーの活性化とSox2発現の直後に起こる遺伝子調節は、Stem zoneから神経系原基細胞を生み出す過程に直接的な役割を果たしていることが考えられた。そこで、Stem zoneから神経系原基細胞を生み出す分子機構を明らかにするために、N-1エンハンサー欠失マウス胚を作成し、解析を行った。
N-1エンハンサー欠失マウス胚でSox2の発現は、N-1エンハンサーが活性を持つ領域で欠失した。この結果から後部神経板尾部におけるSox2の発現はN-1エンハンサーに依存的であることが示された。しかし、このSox2発現の欠失は他のエンハンサーによって補完され、結果的には正常に神経管が形成された。
次に、後部神経板尾部におけるSox2依存的な遺伝子調節を明らかにするために、8.5日胚、8 somite stageのN-1エンハンサー欠失マウス胚を使ってMicroarray解析を行った。その結果、幾つかのSox2依存的に制御される遺伝子の候補を同定することができた。これらの候補遺伝子について、さらに解析を進めることが、神経系原基細胞が生み出される分子メカニズムを明らかにし、Stem zoneについても新たな知見をもたらすことが予想される。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (3件)

  • [学会発表] Activation of Sox2 expression by enhancer N-1 at the posterior end of extending neural plate2008

    • 著者名/発表者名
      吉田恵美
    • 学会等名
      41^<st> Annual Meeting for the Japanese Society of Developmental Biologists
    • 発表場所
      徳島県
    • 年月日
      2008-05-28
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] Activation of Sox2 expression by enhancer N-1 at the posterior end of extending neural plate2008

    • 著者名/発表者名
      吉田恵美
    • 学会等名
      2^<nd> International SOX Meeting
    • 発表場所
      兵庫県淡路島夢舞台
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/kondoh/Kondoh%20Lab/Welcome.html

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/kondoh/Kondoh%20Lab/Welcome.html

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/kondoh/Kondoh%20Lab/Welcome.html

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi