研究課題/領域番号 |
07J03141
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
古山 渓行 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 高分子 / 重合 / 亜鉛 / 錯体 / 触媒 / 有機金属 / 配位子 / 有機反応 / 医薬化学 / 悪性腫瘍 / 構造活性相関 / 誘導体化 / ACA / アート錯体 / ハロゲン-メクル交換反応 / ベンズヒドロール / 細胞増殖抑制剤 / NMR / 不均化 |
研究概要 |
これまでに確立した新規低分子合成反応における知見を元に、様々な機能を発現する分子の系統的合成に挑戦した。まず、合成反応の高い化学選択性を利用すれば、医薬品における重要な骨格の系統的、網羅的合成において有効に働くと考え、新規生理活性物質の創成に着手した。具体的には、本研究室において抗腫瘍活性を有することが明らかとなったベンズヒドロール型骨格に着目し、Bu_4ZnLi_2を用いた多置換ベンズヒドロール誘導体の短工程・網羅的合成法を開発、その生理活性を評価した。その結果、広いπ共役系を有するアンスリル基を有する化合物にリード化合物の約20倍の生理活性があることを見いだし、本戦略の有効性を立証することができた。 続いて、機能を付与した高分子化合物の系統的合成を行なった。低分子の時と同様、Bu_4ZnLi_2を用いてブロックコポリマーの合成を検討したが、前提となるモノマー一般性に問題があり、効率的なブロックコポリマーの合成には至らなかった。 そこで錯体のデザインを変更し、多座配位子が有する反応制御性に着目、二座配位子を用いた新たな錯体をデザインした。その結果、アニオン性の炭素-炭素二座型配位子を有する錯体において、スチレン、MMA、イソプレンという異なるタイプのモノマーを単独でいずれも効率よく重合できることを見いだした。更に、それらを組み合わせたブロックコポリマーの合成も可能であり、温和な条件下幅広い基質一般性を有する開始剤であることを明らかにした。以上の結果は、反応の性質に応じた錯体のチューニングにより、幅広い分子の創製が可能である、当初の戦略が有効であったことを示していると考えている。
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