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現代日本における地域志向型博物館の理論と構造

研究課題

研究課題/領域番号 07J03174
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 教育学
研究機関筑波大学

研究代表者

生島 美和  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 準研究員

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード地域博物館 / 社会教育施設 / 地域社会 / 実践分析 / 住民の学習 / 伊藤寿朗 / 社会教育
研究概要

本年度は、市民が地域課題や生活課題に対する学習・研究活動を実施することを育み、支援することを教育機能として持つと捉えられる「地域博物館」について実践分析研究を実施した。具体的には19年度に市町村立博物館を対象に実施した悉皆調査から抽出されたうちの一つの博物館の活動について、それが設置されている地域住民とのかかわりや地域の変化とともに検証することを試みた。一方でその分析視角について、同様の機能を果たそうとする公民館や図書館といった地域における社会教育施設に共通して求められるものとして明確化した。
分析の対象とした博物館での活動は、それが設置されている地域における住民主導のまちづくり運動の展開と深い結びつきを持つものであった。そこでその動態を博物館側および住民側の双方から相互関係的に捉えることによって、「地域博物館」が持つ教育機能を実践のなかから質的に検証することを試みた。
同時に、実践分析を精緻化するための研究視角の検討を行った。地域における社会教育施設は、住民の学習・文化活動を支える学習支援の実践を行うことを共通の使命としている。従来、これらの実践分析とは、思想史や制度、専門的職員といった観点によって成立するそれぞれの基礎理論に照射されることでなされてきた。しかし、社会教育施設の設置・運営のおり方が多様化する今日的状況をふまえ、公立図書館をめぐる調査研究の動向に示唆を得つつ、地域における社会教育施設が実践を通じて地域社会にどのような変容をもたらしているのか、といった様態を実証的な調査研究から把握しようとする相対的な実践分析の視角を明らかにした。さらに地域の社会教育施設において、住民の学習活動の展開に寄り添いながら支援を行うという観点に立ち、実践を評価する観点を提示した。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      生島美和
    • 雑誌名

      「社会教育施設の経営と評価」小池源吾・手打明敏編著『生涯学習社会の構図』(福村出版)

      ページ: 115-129

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 地域社会教育施設としての公民館実践分析の新たな研究視角-公立図書館をめぐる調査研究の動向から-2008

    • 著者名/発表者名
      生島美和
    • 雑誌名

      日本公民館学会年報 5

      ページ: 16-26

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

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