• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

トマト黄化えそウイルスのゲノム複製とmRNA転写機構に関する生化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07J03587
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 植物病理学
研究機関独立行政法人農業生物資源研究所

研究代表者

薦田 圭介  独立行政法人農業生物資源研究所, 植物科学研究領域, 特別研究員(PD) (40581640)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードトマト黄化えそウイルス / ゲノム複製 / 転写 / 生化学 / 翻訳伸長因子
研究概要

トマト黄化えそウイルス(TSWV)のゲノム複製・mRNA転写機構の詳細は未解明な部分が多く,両反応に関与する植物側因子も殆ど同定されていない.前年度までに,TSWV感染植物体より精製したウイルスビリオンRNP(ゲノムRNAとN・Lタンパク質の複合体)とBYL(脱液胞化タバコ培養細胞抽出液)とを混合したところ,ウイルスのmRNA転写活性が検出され,またその活性付与因子は,40-60%飽和硫酸アンモニウム(硫安)では殆ど沈殿せず,80%飽和硫安によって沈殿する画分に含まれることを明らかにした.
今年度は,さらに当該因子の精製を進めるため,転写活性を指標にして,BYLの各種クロマトグラフィーによる分画を試みた.その結果,80%飽和硫安沈殿画分を陽イオン交換クロマトグラフィーに供し,続いてゲル濾過クロマトグラフィーに供した場合に,ほぼ単一因子にまで精製を進めることに成功した.そしてウェスタン解析を行った結果,当該因子が宿主の翻訳伸長因子eEF1Aであると強く示唆された.
eEF1Aがプラス鎖RNAウイルスの複製反応に寄与しているとの報告は数例存在するが,マイナス鎖RNAウイルス転写反応への寄与を示唆する結果は,動物ウイルスである水泡性口内炎ウイルス(Vesicular Stomatitis Virus)に次いで2例目であり,またTSWVの属するブニヤウイルス科では,初めてである.
以上の結果は,現在論文投稿準備中である.

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] トバモウイルスのゲノム複製機構2007

    • 著者名/発表者名
      藤崎恒喜
    • 雑誌名

      蛋白質核酸酵素 2007年8月号増刊「ウイルス研究の現在と展望」 52

      ページ: 1149-1154

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 脱液胞化植物細胞抽出液を用いたトマト黄化えそウイルスのゲノム複製・転写機構の解析2008

    • 著者名/発表者名
      薦田圭介
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      兵庫県神戸市
    • 年月日
      2008-12-12
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] トマトモザイクウイルス(ToMV)RNA複製複合体形成機構の解析2007

    • 著者名/発表者名
      薦田圭介
    • 学会等名
      第4回ウイルス学キャンプin湯河原
    • 発表場所
      静岡県熱海市
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi