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文学と蒐集-マルセル・プルーストにおける蒐集の概念-

研究課題

研究課題/領域番号 07J05156
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関東京大学

研究代表者

浅間 哲平  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードマルセル・プルースト / ロベール・ド・モンテスキウ / 蒐集家 / 愛好家 / コレクション / フランス文学研究 / 美術史 / ルイ・ラ・カーズ / 文献学 / ギュスターヴ・モロー
研究概要

マルセル・プルーストが1890年代から1900年頃までにどのような蒐集と関わりを持っていたのかを調査するにあたり、以下の二通りのアプローチを試みた。まずはロベール・ド・フザンサック=モンテスキウ(1855-1921)との交際について研究した。1895年には、ある批評家が「愛好家たち」という評論でモンテスキウを批判したことから論争が起き、詩人は「職業芸術家」という論考で反駁を試みた。1896年にはプルーストの処女作『楽しみと日々』が出版され、べつの批評家ジャン、ロランがこの作品はモンテスキウの影響下にある愛好家の作品であるという論評を発表している。このような事実に着目し、1893年から1896年におけるプルーストとモンテスキウの関係を二人の書簡、当時の新聞・雑誌などから詳細に追っていき、二人の作品がどのような関係を持っているのかを検証していった。プルーストと蒐集家モンテスキウの関係を具体的に調べることで、モンテスキウが発表する芸術コレクションに対する論評にプルーストが実際に関心をもって接していたことを示す証拠をいくつか発見することができた。
次に、プルーストは1890年1900年頃までの間に残した実在する芸術家についての美術評論のなかで、蒐集(コレクション)がどのように描かれているのかについて総合的な見地から研究した。プルーストは、レンブラント(1606-1669)、シャルダン(1699-1799)、アントワーヌ・ヴァトー(1684-1721)、ギュスターヴ・モロー(1826-1898)、クロード・モネ(1840-1926)についての評論を残している。これらの評論でそのコレクションがどのように論じられているのか検討した。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] プルーストの描くモネ愛好家-蒐集と巡礼-2009

    • 著者名/発表者名
      浅間哲平
    • 雑誌名

      仏語仏文学研究 38

      ページ: 43-57

    • NAID

      120001238829

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] マルセル・プルーストにおける愛好家について2008

    • 著者名/発表者名
      浅間 哲平
    • 雑誌名

      仏語仏文学研究 第36号

      ページ: 119-130

    • NAID

      120001160076

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] プルーストと愛好家2009

    • 著者名/発表者名
      浅間哲平
    • 学会等名
      日本フランス語フランス文学会関東支部大会
    • 発表場所
      法政大学
    • 年月日
      2009-03-14
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

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