研究課題/領域番号 |
07J08539
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
遠座 知恵 東京学芸大学, 教育学部, 特別研究員(PD)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2009年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2008年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | プロジェクト・メソッド / 大正新教育 / 進歩主義教育 / 東京女子高等師範学校 |
研究概要 |
前年度までに、日本におけるプロジェクト・メソッドの普及状況、代表的研究機関(奈良女子高等師範学校、東京帝国大学)における研究の実態について調査・検討をすすめてきたため、本年度は主に米国と日本の残された事例に関して以下の研究を行った。 1.コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジにおけるプロジェクト・メソッドの研究に関する調査・検討 (1)附属ホレース・マン校およびスペイヤー校で開発された産業科のカリキュラムの特徴 (2)幼稚園科における実験的研究の経緯と内容 (3)ホレース・マン校における幼小連携カリキュラムの開発過程 (4)1920年代初頭のアメリカですすめられたカリキュラム開発に対するティーチャーズ・カレッジの研究成果の影響 2.東京女子高等等師範学校におけるプロジェクト・メソッドの研究に関する調査・検討 (1)附属小学校主事・藤井利誉による留学後のプロジェクトに関する紹介 (2)附属小学校第三部における研究の経緯と内容、モデルとされたホレース・マン小学校の実験的研究との比較 (3)附属小学校主事・北沢種一によるプロジェクト・メソッドに関する研究と教育方法理解の特質 (4)北沢種一によるプロジェクト・メソッドに関する研究指導と附属小学校第三部におけるカリキュラム開発の実態 また、日本におけるプロジェクト・メソッド受容の特質解明として、三年間の研究成果をもとに以下の点を明らかにした。 1.プロジェクト・メソッドに関する情報の受容プロセス 2.キルパトリック理論導入の阻害要因としての日本の教育学研究の特質 3.実践者によるプロジェクト・メソッド理解の差異とその実践形態への影響
|