研究課題/領域番号 |
07J09931
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 立教大学 (2008-2009) 九州大学 (2007) |
研究代表者 |
三上 修 立教大学, 理学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 鳥類 / 群集 / 都市 / 多様性 / 共存 / 種組成 / 生態学 / スズメ / 集合法則 / 群集生態学 |
研究概要 |
本研究の目的は、世界の複数の都市における鳥類群集を、文献・フィールド調査により収集し、都市に進出している鳥はどのような性質をもっているのか、さらに、都市の鳥類の種組成にはどのような特徴があるのかを明らかにすることである。この研究の背景には、群集生態学における古くからの疑問である群集の集合法則(どのような種の組み合わせで生物群集ができているのか)を明らかにするという基礎科学的側面と、都市における自然環境の保全の基礎情報とするという応用学的な側面の両方がある。 前者の基礎科学的な側面に基づく研究として、都市の鳥類群集の形成において種間競争が効いているのか、中立説が成り立つのかといったことを議論した論文を作成し投稿しているが(昨年度から修正を加えている)、まだ受理に至っていない。 後者の応用学的な側面については、昨年度に引き続き、都市において最も個体数が多くまた人々にとってもっとも身近な鳥類であるスズメに焦点をあてた研究を進め2つのことを論文化した。一つは、スズメが現在の速度で減少して言っても、日本版のレッドリストには入らないということを示した論文(これはスズメの減少が報道されたときにスズメが絶滅するのではないかという心配をする人がいたがそれを払しょくするためのものである)、もうひとつは、スズメがなぜ減少しているかということについて、都市部と農村部で増殖速度に違いがあるからではないかという視点のもとに行った研究である(都市部では、両親に連れ添っている巣立ちビナ数が農村部に比べ少なく、都市部で繁殖がうまくいっていない可能性が示唆された)。また、都市全体の鳥類の多様性がどのように維持されているかについて、フィールド調査を行った。このフィールド調査のデータは現在まとめ中である。
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