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PAR-1による細胞極性制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07J13235
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 細胞生物学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

山下 和成  横浜市立大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード細胞極性 / 上皮細胞 / 筋肉細胞 / PAR-1 / Utrophin / Dystrophin / Spectrin-like repeat / Dystroglycan / Spectrin Repeat / Laminin
研究概要

本研究の目的の一つは、PAR-1蛋白がutrophinを含むdystroglycan複合体蛋白群をどのようなメニズムによって制御しているかについて調査することである。平成20年度までの研究作業により、PAR-1がutrophinのspectrin-like repeat 8-9領域に直接結合していること、また、その部位にあるSer1258をリン酸化していることを明らかとしてきた。21年度は、このSer1258のリン酸化によってutrophinとdystroglycan間の結合が安定化されていることを明らかにした。さらに、spectrin-like repeat 8と9は、互いに協調的に働いて立体構造を作り、そのことによってPAR-1と結合するドメインを作るということを示唆する結果を得た。これらの結果をまとめ、論文発表を行った。
もうひとつの目的である、PAR-1の新規結合蛋白探索については、PAR-1に特異性の高い精製タグを付与することで純度の高いPAR-1の精製を実現し、いくつかの結合タンパクを得た。これら結合タンパクの機能解析を順次行っているが、現在、その中の一つに着目し、この遺伝子の個体における機能を調べるためにノックアウトマウスの作成を行っている。また、PAR-1以外の細胞極性制御タンパクに関しても、このシステムを利用して結合タンパクをいくつか同定した。これら因子に関しても、細胞極性制御機能の解析を行っている。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] The 8th and 9th tandem spectrin-like repeats of utrophin cooperatively form a functional unit to interact with polarity-regulating kinase PAR-1b2010

    • 著者名/発表者名
      Yamashita K, Suzuki A, Satoh Y, Ide M, Amano Y, Masuda-Hirata M, Hayashi K Y, Hamada K, Ogata K, Ohno S
    • 雑誌名

      Biochemical and Biophysical Research Communications 391(1)

      ページ: 812-817

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Intracellular polarity protein PAR-1 regulates extracellular laminin assembly by regulating the dystroglycan complex2009

    • 著者名/発表者名
      Masuda-Hirata M, Suzuki A, Amano Y, Yamashita K, Ide M, Yamanaka T, Sakai M, Imamura M, Ohno S
    • 雑誌名

      Genes to Cells 14

      ページ: 835-50

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 細胞極性制御キナーゼPAR-1bは, utrophin の spectrin repeat ドメインと相互作用することで, utrophin-dystroglycan 複合体を安定化する2009

    • 著者名/発表者名
      山下和成, 鈴木厚, 井出真理子, 天野芳子, 林由起子, 平田真樹, 嶋田香子, 大野茂男
    • 学会等名
      第61回日本細胞生物学会大会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 細胞極性制御タンパクPAR-1bはUtrophin/DystrophinのSpectrin Repeatに結合し,リン酸化する.2007

    • 著者名/発表者名
      ○山下 和成, 鈴木 厚, 天野 芳子, 井出 真理子, 大野 茂男
    • 学会等名
      第30回日本分子生物学会年会・第30回日本生化学会大会合同大会, 2P-0654
    • 発表場所
      横浜,パシフィコ横浜
    • 年月日
      2007-12-12
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

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