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グアテマラ観光地における分化創造と階級・人種・性差意識変化の民族誌

研究課題

研究課題/領域番号 08041019
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究機関九州大学

研究代表者

太田 好信  九州大学, 大学院・比較社会文化研究科, 助教授 (60203808)

研究分担者 崎山 政毅  京都大学, 農学部, 助手 (80252500)
池田 光穂  熊本大学, 文学部, 助教授 (40211718)
古谷 嘉章  九州大学, 大学院・比較社会文化研究科, 助教授 (50183934)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1996年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
キーワードグアテマラ共和国 / 観光 / 先住民 / 戦争 / アート / エスニシティ / マーケット / パン・マヤ運動 / エニシティ
研究概要

本研究は、グアテマラ共和国における観光が、社会意識を構成している諸要素を変化させている状況を実地調査から明らかにする目的で実施された。より具体的には、ラディーノと先住民という(文化的差異にもかかわらず)「人種」という一般的に呼ばれている差異のカテゴリー、ならびにそれをさらに複雑に分節化する性差(ジェンダー)というもう一つのカテゴリーの変化する様子を研究することが目的であった。太田好信(代表研究者)はサカテペク県アンティグア市を中心に活動する行商女性とその一家の生活を追いながら、観光と先住民の人たちが、マヤ文化についての自己意識を持つにいたる過程などを調査した。特に、最近隆盛してきた「汎マヤ文化運動」の中で先住民女性の表象について検討したが、いまだ調査は十分ではなく、これからの課題として残っている。古谷嘉章(研究分担者)はソロラ県サンティアゴ・アティトラン村と近隣のサンペドロ・ラ・ラグ-ナ村における民俗芸術(フォークアート)と、それを規定する外部の観光勢力について実地調査した。はたして、先住民のアーチストたちにとり、民俗画家ではなく普遍的アーチストへの道は開かれているのだろうか。池田光穂(研究分担者)は、ウエウエテナンゴ県トドス・サントス。クチュマタン村での観光化プロセス全体を調べた。「真正さ」を希求する欲望は、先住民たちも観光という媒介行為をとおして獲得していることを報告した。崎山(研究分担者)は同じ地域におけるゲリラ(グアテマラ民族解放革命連合)と政府軍部隊との35年におよぶ内戦がもたらした観光にたいする影響をインタビューや文献資料から明らかにした。

報告書

(2件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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