研究課題/領域番号 |
08041023
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
言語学・音声学
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
砂野 幸稔 熊本県立大学, 文学部, 教授 (60187797)
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研究分担者 |
CISSE Mamado フランス国立東洋言語文明研究所, 講師
DIOUF JeanーL セネガル国立ダカール大学, 応用言語学研究所, 助教授
梶 茂樹 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10134751)
MAMADOU CISS フランス国立東洋言語文明研究所, 講師
JEANーLEOPOLD ジュフ セネガル国立ダカール大学, 応用言語学研究所, 助教授
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
1998年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1997年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1996年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | ウォロフ語(wolof) / 識学(alphabetisation) / 言語政策(language policy) / セネガル(senegal) / 国語(national language) / 多言語状況(multilinguism) / アジャミ文字(ajami) / 共通語(vehiculer language) / 識字(alphabetisation) / レブ語(lebu) / ウォロフ語 / 識字 / 言語政策 / セネガル / 国語 / 多言語状況 |
研究概要 |
1. 識字教育と「国語」文化 92/93年度から世界銀行、カナダ国際開発局の資金援助などで始まった「フェールフェール政策」による成人識字は、93/94年度には年間受講者数10万人の規模を越え、97/98年度は18万人に達している。また、識字用出版物だけでなく、「識字後」用読み物や、地域情報紙などの発行も始まり、セネガルの「国語」文化は文字文化としての発展を見せ始めている。しかし、各「国語」について事実上の「標準語」はこうした識字/識字後テキストを通してできあがっていくと思われる。しかし、各「国語」の統一化はまだ検討すらされておらず、また、「国語」が教育、行政などの公的部門から排除されている状況は変わっていない。 2. ウォロフ化の進行とウォロフ化への抵抗 ダカール以外の都市でもウォロフ化の進行は顕著に認められる。本年度に調査を行ったファティック、カオラックにおいてもウォロフ化は顕著に認められる。しかし、とくにフルフルデ語話者にはウォロフ化に抵抗して自言語を保持使用とする傾向がしばしば強く認められる。 3. ウォロファル資料とウォロファル使用の実態 公表されていない古いウォロファル資料が多数存在しているが、その公表のためには長期的な取り組みが必要である。 他方、トゥーバ、ムバケなどのセネガルイスラムの中心地だけでなくダカールをはじめとする都市部でも、ウォロファルが日常的に用いられ、簡易印刷の宗教出版物を中心として多数の読みものも流通している。そうした実態を受けてか、ウォロファルを用いた識字学級が来年度から開設されることになっている。 4. ウォロフ語諸方言 ウォロフ語諸方言には既知のものとは異なる母音体系が存在することが明らかになった。
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