研究課題/領域番号 |
08041062
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
佐々木 正道 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (30142326)
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研究分担者 |
林 文 東洋英和女学院大学, 人文学部, 助教授 (00180977)
鈴木 達三 帝京平成大学, 情報学部, 教授 (90000190)
林 知己夫 統計数理研究所, 名誉教授 (50000188)
吉野 諒三 統計数理研究所, 領域統計研究系, 助教授 (60220711)
山岡 和枝 帝京大学, 法学部, 助教授 (50091038)
LEIDERMAN Herbert Department of Psychiatry, Stanford Iniversity, Professor
INKELS Alex Hoover Institution, Stanford University, Professor
リーダーマン ハーバード スタンフォード大学, 医学部, 教授
インケルス アレックス スタンフォード大学, 社会学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1997年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 国際比較 / 国民性の形成過程 / 青少年の意識 / 実証的研究 / empirical study |
研究概要 |
当該研究期間の平成8年度と9年度において以下の項目を実施した。 1.日米の青少年の意識形成に関する基礎情報の収集及び整理 2.国内・国外での青少年の意識調査及び一般(20才以上)の意識調査に関する調査資料データを収集整理 3.国内における青少年に関する既存の意識調査の二次的再分析並びに分析結果の検討 4.米国カリフォルニァ州においてプリテスト調査の実施と整理並びに問題点の検討(日本側より1996年3名が渡米し協議した) 5.全米で本調査を実施(日本側より1997年に代表者が渡米し実施方法に関して打ち合わせを行った)調査票の質問数は、13〜18才までの対象者に対し70問、そしてその親に対し55問で、質問項目のテーマは、青少年に対しては、青少年の発達スケールに関する項目の他に、家族、友人関係、地域社会、学校に対する態度、学習意欲、行動・規範、将来の目標、人生観、宗教観、国民性の特色等であり、親に対しては、青少年の発達スケールを除き、青少年のものとほぼ同様のテーマの質問項目を用いた。調査方法は調査員による個別面接調査で、標本抽出法はクォータサンプリング法で、標本数は13才〜18才までの青少年とその親をペアとする1,000組であった。現在調査結果の分析を行っている。 新たな知見としては以下の2点である。 1)既存の米国と日本のデータから国民性の形成過程に関連する青少年の意識の相違点は両国間でかなり大きいことが明らかとなった。しかし、物質的そして脱物質的なものの見方についての今までの理論や議論は20才以上の成人のみならず中高生を中心とした青少年についても両国において支持されることが判明した。この点については特に収斂理論が支持されたといえる。 2)プリテスト並びに既存の調査をみると本研究を進める上で自由記述の計量的分析を行うことが国際比較に不可欠であることが判明した。
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