• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ユーラシア大陸東縁のリフティング形成過程-沿岸州と日本の白亜紀以降の比較-

研究課題

研究課題/領域番号 08041110
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究分野 地質学
研究機関姫路工業大学

研究代表者

松田 高明  姫路工業大学, 理学部, 教授 (50145827)

研究分担者 サフノー V.G.  ロシア科学アカデミー, 極東地質研究所, 教授
クリニッチ R.G.  ロシア科学アカデミー, 太平洋海洋科学研究所, 副所長
山路 敦  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40212287)
先山 徹  姫路工業大学, 自然環境科学研究所, 助教授 (20244692)
乙藤 洋一郎 (乙藤 洋一朗)  神戸大学, 理学部, 教授 (90160895)
SAKHNO V.G.  ロシア科学, アカデミー・極東地質研究所, 教授
KULINICH R.G  ロシア科学, アカデミー・太平洋海洋科学研究所, 副所長
SAKHNO V・G.  ロシア科学アカデミー, 極東地質研究所, 教授
KULINICH R・  ロシア科学アカデミー, 太平洋海洋科学研究所, 副所長
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1997年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1996年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード沿海州 / 日本海 / 白亜紀 / 古第三紀 / 火成岩類 / 放射年代 / 古地磁気 / テクトニクス / 中新世
研究概要

ロシア・沿岸州と日本列島の白亜紀以降の比較を行い、日本海-日本列島系の形成過程の詳細と、日本海形成以前の東アジアの復原を目的に、シホテアリン山地中・北部の白亜紀〜古第三紀火成岩類の野外調査を行った。あわせて、放射年代測定用・古地磁気方位測定用・岩石学的検討用の火山岩試料を約45地点で、放射年代測定用・岩石学的検討用の深成岩試料を約20地点採取した。
放射年代の測定はフィッショントラック法で進めており、現在までに火成岩類41試料から分離したジルコンとアパタイトについて年代値を得ることができた。その結果、白亜紀と考えられていた火山岩類の大部分が古第三紀の年代を示した。この結果は、以前に報告した黒雲母のK-Ar年代と一致し、この火成活動の時期が従来の推定よりも新しくなる可能性が出てきた。同時期の火山岩類が日本列島の日本海側にもみられ、日本海が形成される前は、一つの火山帯を形成していたものと考えられる。
古地磁気学的検討により、火山岩類の内、新期(古第三紀)の熔結凝灰岩類類の古地磁気方位が、ユーラシア東部の地塊群の古第三紀のそれと一致し、東北日本のそれと大きく異なるていることが分かった。このことは、東北日本が時計回り回転運動をして沿海州から離れて、日本海が形成されたという我々のモデルに調和し、また、ユーラシア東部が古第三紀以来一つのブロックとして振る舞っており、日本海の拡大時にも変形しなかったことを示す。古期(白亜紀〜古第三紀)の火山岩類の古地磁気方位は地域により異なり、古期の火山岩類が噴出・堆積した後、新期の火山岩が堆積するまでの間に、径約60Kmのブロックごとに差別的な回転運動をした可能性があることが分かった。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi