研究課題/領域番号 |
08041159
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 日本獣医畜産大学 |
研究代表者 |
畑井 喜司雄 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 教授 (30164841)
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研究分担者 |
倉田 修 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 助手 (90277666)
和田 新平 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 講師 (90220954)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 東南アジア / 淡水魚 / 流行性潰瘍症候群(EUS) / 流行性潰瘍性症候群 / EUS / Aphanomyces / フィリピン / 真菌病 / Achlya / タイ |
研究概要 |
当該研究期間に、Thailand、PhilippinesおよびBangladeshにおいて流行性潰瘍症候群(EUS)罹病魚の採材を行った。3年間で合計129例の検体を採取し、うち113例から菌分離を試みた結果、5株のAphanomyces属真菌と、2株のAchlya属真菌が分離された。得られたAphanomyces属真菌の生物学的性状は、日本国内で真菌性肉芽腫症罹病魚より分離されたAphanomyces piscicidaとほぼ同一のものであり、それらのうち3株はキンギョに対して明らかな病原性を示した。また、Thailandにおいて分離されたAchlya属真菌分離株は、いずれも新種であることが判明し、Achlya siamensisと命名して報告した。 129例中120例の病変部を病理組織学的に検査した結果、38例に真菌性肉芽腫が観察された。これら罹病魚にみられた病変はこれまでに報告のあるものと同様であり、さらに日本のアユ等に発生することが知られている真菌性肉芽腫症の病理組織学的特徴とも一致していた。 以上の調査結果から、EUS罹病魚と真菌性肉芽腫症罹病魚とはほぼ同一の病理組織像を呈し、かつ分離される原因菌と考えられるAphanomyces属真菌の生物学的性状がほぼ同一であることが判明した。従って、現在EUSと呼称されている疾病は、発表された年限から考えて真菌性肉芽腫症と呼称されるべきであり、原因真菌はAphanomyces invadansではなくA.piscicidaと命名されるべきであると判断された。
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