研究課題/領域番号 |
08044082
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山中 高光 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30011729)
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研究分担者 |
永井 隆哉 大阪大学, 大学院理学研究科, 助手 (20243131)
大高 理 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40213748)
吉朝 朗 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00191536)
八木 健彦 東京大学, 物性研究所, 助教授 (20126189)
下村 理 大阪大学, 高エネルギー研究所, 教授 (70013521)
KUHS Werner Inst. Kristall. Univ. Karlsruhe, 教授
SCHULZ Heinz Inst. Miner. Kristall. Univ. Munchen(Germany, 教授
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1996年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 地球内部物質 / 高圧高温下でのX線回折実験 / 結晶構造と物性 / 格子の弾性変形,塑性変形 / 体積圧縮率と弾性波速度 / 固体流動 / 放射光化学 / 計算機シュミレーション / 格子の弾性変形、塑性変形 / 放射光科学 / 極端条件 / 高圧構造解析 / 高圧物性 / 放射光回折実験 / 構造相転移 |
研究概要 |
地殻・マントルにおける流動現象や地震の発生機構、沈み込むスラブの運動といったダイナミクスを理解するために、構成する物質・鉱物の高温・高圧状態での塑性変形や相転移などの物質科学的な研究を行う。ミュンヘン大学を中心とした中性子、放射光を利用する結晶学、鉱物学者等と、我々の高圧発生技術と相互協力をし固体地球科学について共同で推進してきた。 岩石・鉱物などの多結晶体の応力場での構造や組識の変化から物質流動が起こす。これらを理解するためには、地球内部で起こっている物理化学的また力学的過程(温度、圧力、分圧、電場、磁場、化学ポテンシャルなどの変化)を再現し定量的な実験を基に動的解析をする必要がある。以下の3研究課題について共同研究を行う。この研究は単に高圧・高温下での物質構造・組識研究の知見を得るばかりでなく、地殻流動、深発地震、マグマの流動などの機構解明にも一助となる。また日独の鉱物科学分野での多くの波及効果が期待される。 1.地球深部物質の上昇、下降に伴う構造変化。(物質の温度-圧力-時間経路による固体内拡散の精密測定と計算機シュミレーションによる解明) 2.高温高圧下での応力場における結晶構造変化や弾性変形、塑性変形を実験的に解明 3.スラブの移動の起因力となる物質の熱膨張率、体積圧縮率、弾性波速度、粘性などの物性の温度・圧力関数とした物質流動機構の解明)
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