研究課題/領域番号 |
08044130
|
研究種目 |
国際学術研究
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
核融合学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
糟谷 紘一 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (30029516)
|
研究分担者 |
LEEPER Ramon 米国サンディア国立研究所, パルスパワーセンター, 主任研究員
CUNEO Mike 米国サンディア国立研究所, パルスパワーセンター, 研究員
HANSON David 米国サンディア国立研究所, パルスパワーセンター, 研究員
MEHLHORN Tho 米国サンディア国立研究所, パルスパワーセンター, 主任研修員
QUINTENZ Jef 米国サンディア国立研究所, パルスパワーセンター, 副所長
安池 和仁 日本学術振興会, 特別研究員
宮本 修治 姫路工業大学, 高度産業技術研究所, 助教授 (90135757)
渡辺 正人 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助手 (20251663)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1997年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1996年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
|
キーワード | パルス・イオンビーム / 粒子ビーム慣性核融合 / 中間質量イオンビーム / クライオ・ダイオード / 東京工業大学(総合理工学) / 米国サンディア研究所 / CCD素子による計測 / 新方式ビーム計測法の開発 / CCD素子系による計測 |
研究概要 |
イオンビームによる慣性核融合研究が最近活発化しており、先発の軽いイオンビームによる標的照射実験や、後発の重いイオンビーム・ドライバーの開発などが、これらの分野のごく最近のトピックスである。しかるに、軽いイオンビームを用いる場合には、高密度電荷によるビームの収束度に改善の余地があり、いっぽう、重いイオンビームを用いる場合には、ビームの縦モード不安定の問題を回避することが必要である。そこで本研究では、これらの中間領域の重さのビーム種を用いる研究を開始し、従来の軽いビームと重いビームが内包する致命的課題の解決を計画した。 東工大のクライオ・イオンダイオードとサンディア研究所のクライオ・イオン・ダイオードおよび大型パルスパワー装置関連の最新研究結果を参考にして、研究全体の進め方を検討した。近い将来に実施したい共同実験用のクライオ・イオン・ダイオードとイオンビーム計測装置の設計、ならびに、関連諸計算の今後の進め方を論した。同時に、日米以外の必要な関連予備資料を収集するために、欧州で開催された国際会議等に出席し、研究打ち合わせを行った。 以上の結果、従来のイオンダイオードに代えて使用可能な、中間質量イオンビーム発生用イオンダイオードを設計することができた。また、平行して進めたCCD素子を用いる新方式のパルス・イオンビーム計測法の初期データ取得にも成功した。さらにまた、パルス・イオンビームによる固体標的のアブレーション応用の観点から、クライオ標的を併用する新方式を提案し、新材料開発分野への展開可能性を検討した。
|