研究分担者 |
平賀 和三 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助手 (50252549)
尾山 廣 京都繊維学部大学, 繊維学部, 講師 (50221700)
KAY John ウェールズ大学カーディフ校, 分子医生物科学部, 教授
DUNN Ben M フロリダ大学, 医学部, 教授
DUNN B.M. University of Florida College of Medicine, Professor
KAY Jhon University of Wales College of Cardiff, Professor
高橋 砂織 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (10142184)
DUNN Ben M. フロリダ大学, 医学部, 教授
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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研究概要 |
原核生物由来の最初のカルボキシルプロテアーゼ(CP)であり,且つ,ペプスタチン非感受性CPであるPseudomonas sp.(PCP)とXanthomonas sp.(XCP)の酵素を始めBacillus coagulans J-4酵素,高温細菌由来CP,クマモリシンの合計4種類の酵素を対象に,これらCPの構造と機能を総合的に考察する。更に,CPの進化を考察すると共にCPの全体像を探る。 1. 野生型酵素の解析(実施場所:Dunn研究室) クマモリシンを対象に新シリーズの基質を用いて速度論的解析を行い.本酵素のサブサイト構造の特徴を明らかにした。これらの成果はJ.Biochem.に投槁中。 2. 触媒残基の同定(実施場所:小田研究室) 先にPCPとXCPの触媒残基について遺伝子工学的手法で検討し,PCPではAsp170とAsp328,XCPではAsp169とAsp348が触媒残基と推察した。今回,化学修飾法で検討しPCPのGlu80とGlu235,XCPのGlu75とGlu222などが,これらCPの基質結合に重要であることを明らかにした。 3. Bacillus sp.J-4CP遺伝子のクローニング(実施場所:小田研究室) 本酵素遺伝子の主部分の取得に成功した。現在,上流の欠損部分について行っており,本年度中には完了予定。 4. 動物細胞を対象に新規ペプスタチン非感受性CPの検索(実施場所:Kay研究室) サイエンス(Vol.277)にPCP,XCPと相同性のあるプロテアーゼがヒト脳リソソームに存在し,これが遺伝病に関係することが発表された。Kay研究室において鋭意検討したが,記すべき成果は現在のところ得られていない。
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