研究課題/領域番号 |
08044213
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小林 英紀 九州大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20150394)
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研究分担者 |
CARRINGTON M 英国ケンブリッジ大学, 生化学部, 教授
HUNT Tim 英国王立がん研究所, 上級研究員
MARK Carring 英国ケンブリッジ大学, 生化学部, 教授
TIM Hunt 英国王立がん研究所, 上級研究員
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
1998年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1997年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1996年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 細胞周期 / サイクリン / CDK / ユビキチン様タンパク質 / タンパク質分解 / ツメガエル / CDC28 / プロテオリシス / プロテインキナーゼ / 出芽酵母 / マウス |
研究概要 |
本年度の研究計画に沿って、日本側九州大学小林英紀が酵母と両生類ツメガエルサイクリン結合因子の遺伝的解析を、英国癌研究所のHunt博士が両生類ツメガエルのサイクリンの生化学的解析を、ケンブリッジ大学のCarrington博士が哺乳類マウスのサイクリン結合因子の機能解析を、それぞれ3研究室間で互いに研究連絡をとりあいながら、細胞周期におけるサイクリンの構造と機能に関する研究を行った。 本年度は、小林は、2-ハイブリッド法を用いて同定したサイクリンAのN末端に結合する因子の機能解析を行った結果、ユビキチン類似配列を持った新規タンパク質がサイクリンAの分解を選択的に抑制した。そこで、この生化学的解析をツメガエルの細胞周期系を用いてHunt博士との共同実験を行った結果、本因子はサイクリンAに結合してその分解を特異的に抑制する新規因子であることを同定した。さらに、マウスのA型サイクリンの解析をおこなっているCarrington博士と共に、マウスから本因子のホモログを同定してその解析を進めた。 同時に前年度及び、本研究結果について、13回臨床研国際会議(RIC International Conference,Tokyo)において小林とT.Huntが、それぞれの研究成果を発表するとともに、国際学術誌に論文として発表した。本共同研究はそれぞれの研究室間で極めて効率的に遂行され、今後、発展的に継続することを計画中である。
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