研究課題/領域番号 |
08044214
|
研究種目 |
国際学術研究
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
畜産学・草地学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤原 昇 九州大学, 農学部, 教授 (60150512)
|
研究分担者 |
BLESBOIS Eli フランス国立家禽研究所, 主任研究員
BRILLARD Jea フランス国立家禽研究所, 繁殖研究部長
宗 知紀 九州大学, 農学部, 助手 (90221340)
服部 真彰 九州大学, 農学部, 助教授 (60175536)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 鶏精子 / 鶏雌卵管 / 脂肪酸 / 受精能力 / 体外保存 / ベクター / 人工授精 / トランスジェニック / 外来遺伝子 / X-gal染色 / 鶏胚 / PCR法 / 生殖巣 / 始原生殖細胞 / 過酸化脂質 |
研究概要 |
今年度は本共同研究の最終年度であり、総括的な研究と今後の対策について検討するのが主目的である。 本年度における両国間の研究成果を纏めてみると以下のようになる。 1)ニワトリ卵管内における精子の授精能力について、免疫組織化学的に検討した結果、産卵生理の状態によって大きく変動することが確認された(Brillard)。 2)精子の凍結保存について検討した結果、飼料中の脂肪の組成を変更することによって、精子の膜の脂肪酸組成も変化することを確認した(Blesbois)。 3)精子の膜の機能が、飼料中のタンパク組成によって変動することを観察し、それによって精子の受精能力が大きく変わることを証明した(藤原)。 4)精子の体外保存を行う場合、精液中の微量成分の変動が保存期間と精子の受精能力の顕著な影響を及ぼすことを確認した(Blesbois)。 5)ハイブリッド遺伝子であるMiwZ・DNAを用いた研究から、精子をべクターとしたトランスジェニック鶏の作出も可能であることが観察された(藤原)。 6)通常の家禽のおいて、経膣人工授精を行った場合、人工授精の方法によって雌卵管内の精子の受精期間あるいは卵黄膜付着精子数に相違がみられた(Brillard)。
|