研究課題/領域番号 |
08044239
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
河谷 正仁 秋田大学, 医学部, 教授 (00177700)
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研究分担者 |
三浦 章 秋田大学, 医学部, 助手 (10239171)
MORRISON Joh 英リーズ大学, 医学部, 教授
DE Groat Wil 米ピッツバーグ大学, 医学部, 教授
西澤 理 信州大学, 医学部, 教授 (60091815)
JOHN F.B Mor 英リーズ大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
1997年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1996年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 膀胱 / 感覚神経 / インターロイキン1 / プロスタグランジン / 脊髄 / 副交感神経節前細胞 / サイレント線維 / 感覚線維 / 神経伝達物質 / CRF / グルタメイト |
研究概要 |
膀胱からの感覚とそれに基づく信号処理機構の検討を行うため、米国ピッツバーグ大学医学部薬理学教室のde Groat教授・英国リ-ズ大学医学部生理学教室のMorrison教授と秋田大学医学部生理学第二講座の河谷との間で共同研究を行った。当教室の三浦章助手は渡米し、膀胱からの一次求心性細胞と脊髄副交感神経節前細胞の特徴について検討を加えた。現在も三浦は米国にて研究中である。脊髄の副交感神経節前細胞の興奮性はそれが、脱分極により持続するものとしないものがあり、この持続性はK^+チャンネルによるものであることがわかった。この、持続性の違いは支配臓器によるものであるかを引き続き検討している。本研究中に、河谷は大学院生らと数回渡米し研究結果の検討だけでなく研究技術の均一化をはかり、現在秋田大学医学部でも同様の実験を開始した。求心性繊維を用いて膀胱にある知覚終末の特徴を検討した。1997年3月にはMorrison教授が秋田に訪問し、双方のこの研究の進行状況ならびに発展性のついて検討した。我々は膀胱高域値型伸展受容器の興奮性がサイトカインのインターロイキン1(IL1)によって高まるという前回の共同研究の成果の機構がについて、プロスタグランジンの関与、ならびに神経成長因子の関与がどのようになっているかを検討した。プロスタグランジンEは膀胱高域値型伸展受容器の興奮性を高め、先のIL1の効果はこのEP1の受容体を介していることがわかり、このサイトカインによるプロスタグランジンの放出機構がグリア細胞によるものか、免疫細胞によるものか明らかにしなくてないけないと考えている。
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