研究課題/領域番号 |
08044242
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
中内 啓光 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40175485)
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研究分担者 |
GACHELINE Ga Pasteur Institute免疫研究部, 部長
SINGER Alfre NIH, 免疫学部門, 部長
SHORTMAN Ken WEHI, Laboratory
中村 幸夫 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (60231479)
高浜 洋介 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (20183858)
GACHELIN Gabriel Institute of Basic Medical Sciences, Univ of Tsukuba
MATSUZAKI Yumi Institute of Basic Medical Sciences, Univ of Tsukuba
GACHELIN Gab Pasteur Institute, 免疫研究部, 部長
徳元 康人 筑波大学, 基礎医学系, 助手 (70261170)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1997年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1996年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | T細胞分化 / リンパ球糸幹細胞 / Met-14 / 正の選択 / 肉芽腫 / NKT細胞 / リンパ球系幹細胞 / Mel-14 / 造血幹細胞 / 胸腺内分化 / 器官培養 / CD4 / CD8 / IL-7受容体 |
研究概要 |
1)T細胞が骨髄中の造血幹細胞から分化派生すること、胸腺中の最も未分化な細胞はT細胞のみならずB細胞・NK細胞・樹状細胞にも分化することをこれまでに明らかにしてきたが、骨髄中にリンパ球にコミットした前駆細胞が存在するかについては不明であった.Ken Shortmanらのグループとこの点について解析を進めてきたが、骨髄中のCD34+c-Kit+Sca-1+Lin-Mel-14細胞分画中にリンパ球系にコミットした細胞が存在することを明らかにした. 2)パスツール研究所のDr.Gachelinのグループとの共同研究で、Mycobacteriumによって誘導される肉芽腫の形成初期の局所に存在する細胞の大部分がNKT細胞であることを発見するとともに、NKT細胞が存在しないJα28ノックアウトマウスでは肉芽腫が形成されないことを確認した.肉芽腫の形成にNKT細胞が重要な役割を果たしていることを証明することができた. 3)Tリンパ球の分化制御、とりわけクローン選択とよばれる生と死の選別過程を制御する分子機構について、Al Singer博士と互いに研究室を訪間しつつ緊密に連絡をとりあって共同研究をおこなった。具体的には、正の選択を誘導する細胞内分子信号について、共同で開発したあらたな培養手法を用いて解析を進め、Cキナーゼ・ガルシニューリン・ノッチなどの細胞内信号伝達分子の関与を明らかにすることができた。また、更なる分化制御信号を解析すべく、正常前駆細胞のT細胞への分化を培養系で再構築し、そのなかで分化途上の細胞に遺伝子導入を実現するシステムの開発に成功した。
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