研究課題/領域番号 |
08044315
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
佐藤 真 大阪市立大学, 医学部, 助教授 (10222019)
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研究分担者 |
O'LEARY Denn The Salk Institute, Molecular Neurobiolog, Frofessor
米田 託成 大阪市立大学, 医学部, 助手 (70271179)
高木 宏 大阪市立大学, 医学部, 教授 (30163174)
O'LEARY Den The Salk Instite, Molecular Neurobiology, professor
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
1997年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1996年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 大脳皮質 / 皮質橋路 / 錐体路 / 側枝 / 回路形成 / 化学誘導 / 髄膜 / ディフェレンシャル・ディスプレイ / 随膜 / クローニング |
研究概要 |
大脳皮質より橋に投射する、いわゆる皮質一橋路の形成にあたり、標的組織である橋組織(basilar pons)より(i)大脳皮質軸索側枝形成促進因子(ii)大脳皮質軸索(側枝)化学誘引因子が分泌されることが判明している。本研究は、この橋より分泌される(i)の作用を有する拡散性因子の同定を行い、本機構を分子レベルで解明することを目的とする。 通常(i),(ii)の作用はコラーゲンゲルによる3次元器官培養にて確認されるが、この方法は、クローニングの際のアッセイとして適当ではない。そこで、回路形成期の橋に発現し、明瞭な軸索側枝形成作用・化学誘引作用を示さないことが報告されている同時期の大脳皮質に発現しない(もしくは発現量の少ない)遺伝子をdifferential display法を用い探索することを研究代表者らは計画し、以下の結果を本年度は得た。 (1)研究代表者らは候補遺伝子として3クローン同定し、その内2つにつき全長cDNAを得た。 (2)外国人研究分担者は候補遺伝子断片を約100クローン同定し、現在そのシークエンスと発現解析による数の絞り込みを行っている。 (3)軸索側枝形成促進作用は通常、大脳組織を器官培養し検定されるが、外国人研究分担者は細胞の分散培養系でこの作用を確認できるバイオアッセイ系を開発した(条件の細部の検討を行った)。 (4)外国人研究分担者はバイオアッセイ系に用いる細胞群(皮質第5層ニューロン)の生存率を向上させる工夫を様々な神経栄養因子を添加することで試みた。 (5)研究代表者と外国人研究分担者は神経細胞の生存率・並びに軸索の伸展を向上させる因子を髄膜が分泌していることを示した。現在、この内容を共著論文として発表するべく論文作成を行っている。
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