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大学におけるリカレント教育の推進について

研究課題

研究課題/領域番号 08045007
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分大学協力
研究分野 広領域
研究機関宮崎大学

研究代表者

川野 日郎  宮崎大学, 教育学部, 教授 (20040983)

研究分担者 原 義彦  生涯学習教育研究センター, 助教授 (70284825)
上條 秀元 (上絛 秀元)  生涯学習教育研究センター, 教授 (60284824)
平瀬 清  宮崎大学, 教育学部, 助教授 (20041048)
吉田 甫  宮崎大学, 教育学部, 教授 (80094085)
草野 勝彦  宮崎大学, 教育学部, 教授(学部長) (20040991)
NAKASONE Rau  エヴァグリーン州立大学, 教授
FINKEL Donal  エヴァグリーン州立大学, 教授
FIKSDAL Susa  エヴァグリーン州立大学, 教授
SMITH Barbar  エヴァグリーン州立大学, 教授
堀 和郎  宮崎大学, 教育学部, 教授 (20037047)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード大学教育 / 生涯学習 / 横断的・総合的教育 / 自主的・主体的学習 / 共同学習 / 生涯学習推進 / リカレント教育 / Interdisciplinaly program / Active learning / Interdisciplinerly program / Active Learning / 問題解決型学習
研究概要

本研究グループは、これまで3年にわたって大学におけるリカレント教育(生涯学習)の推進についてアメリカのエヴァグリーン州立大学(TESC)と情報交換・共同研究を行ってきた。本年度は代表者川野と協力者小林がTESCを訪ね研究のまとめを行った。TESCでは州に提出される報告書(Portfolio)をもとに教育や評価について詳細な説明を受けた。
TESCの理念は、(1)大学の主目的は教育である,(2)個人学習よりも共同学習、共有学習が優れている,(3)受動的に知識を習得させるのではなく、自ら主体的に学ぶ姿勢(Active learning)を育てる教育を旨とする,(4)専門分野を個別ではなく総合的に関連づけて理解させる,(5)習得した知識は現実に適用されて初めて理解されたと云える,となっている。このような理念の実践のためカリキュラムや評価まで大学全体が組織立てられている。通常の専門教育は行われず全ての授業がそれぞれ一つのプログラムのテーマに沿った構成要素になっている。そして授業内容も徹底した横断的・総合的内容になっている。総合的教育のネックは、学生の成績評価であるが、これについても教官及び学生それぞれの立場からの評価を総合し、極めて綿密で行き届いた論述による評価方式をとっている。こうした大学の教育にかける努力には実に注目に値するものがあった。
共同研究では、本来大学の使命は教育と研究であるとするわれわれと種々の点で意見の分かれるところがあったが、TESCは少なくとも教育の面については先進的であり、極めて有用な知見を得ることが出来た。本学の新しい大学教育を考えるとき研究と教育の調和をいかに図るかが大きな課題と考える。
生涯学習に関しては、TESCの場合、大学教育そのものが生涯学習の一環であるといえる。大学では専門知識をそのまま直接教えるのではなく、知識の獲得の仕方、使い方を学ぶ、これは将に生涯学習者の育成である。生涯学習の制度的側面など比較研究については、未だ十分な結果は得られていないが、アンケートによる意識調査の結果によると、学生・教官ともに生涯学習に関する意識は高いことがわかった。

報告書

(4件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 上條秀元: "問題解決技法の導入による成人の学習プログラムの開発" 宮崎大学生涯学習教育研究センター研究紀要「生涯学習研究」. 第3号. 1-10 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 原義彦: "公民館経営診断のための利用構造モデルの作成" 日本生涯教育学会年報. 第19号. 83-94 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hidemoto Kamijo: "Development of Learning Program for Adults by Introducing a Problem-solving Method" Bulletin of Education and Research Center for Lifelong Learning Miyazaki University. No.3. 1-10 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshihiko Hara: "Makeing a Model of the Structure of Use for the Management Diagnosis of Kominkan" Bulletin of the Japan Association of Life-long Educkation. No.19. 83-94

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上條,秀元: "問題解決技法の導入による成人の学習プログラムの開発" 宮崎大学生涯学習教育研究センター研究紀要「生涯学習研究」. 第3号. 1-10 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 原 義彦: "公民館経営診断のための利用構造モデルの作成" 日本生涯教育学会年報. 第19号. 83-94 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 上條 秀元: "問題解決技法の導入による成人の学習プログラムの開発" 宮崎大学生涯学習教育研究センター研究紀要「生涯学習研究」. 第3号(印刷中).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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