研究課題/領域番号 |
08045048
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 大学協力 |
研究分野 |
生物環境
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
太田 義信 岩手大学, 農学部, 教授 (60003787)
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研究分担者 |
遜 長占 吉林農業大学, 教授
趙 蘭坡 吉林農業大学, 教授
馬場 秀和 岩手大学, 農学部, 教授 (80003789)
雑賀 優 岩手大学, 農学部, 教授 (10183360)
三輪 弌 岩手大学, 農学部, 教授 (30107180)
ZHAO Lanpuo JILIN AGRICULTURAL Univ., Prof.
SUN Changzhan JILIN AGRICULTURAL Univ., Prof.
孫 長占 吉林農業大学, 教授
尚 慶昌 吉林農業大学, 教授
井上 克弘 岩手大学, 農学部, 教授 (30035109)
張 盛文 吉林農業大学, 副教授
楊 志超 吉林農業大学, 教授
原 道宏 岩手大学, 農学部, 助教授 (80003763)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | アルカリ塩類土 / 塩類土の理化学特性 / 塩類土の植生 / 塩類土地帯の草地 / 塩類土地帯の畑作 / 塩類土地帯の水田 / 塩類土の物理特性 / 塩類土の畑作物 / 低水温水田 / 粘質土の草地 |
研究概要 |
1. 平成8年度は塩類土壌地帯として吉林省〓南市西側において、岩手大学農学部と吉林農業大学の研究者による合同現地調査を行い、土壌の理化学的特性を調べた。(1)土壌の仮比重は1.6〜1.7、真比重も2.7位で高く、土壌断面の固相率は60%位で高く気相の割合が低い。(2)土壌のpHは9〜10で強アルカリ性を示し、土壌中に集積した塩類は炭酸ナトリウム塩である。(3)土性はシルト質埴土や重埴土であり、透水係数は10^<-6>cm/s程度で低い。 また、調査地点の水質はpH,ECともに水田用水として問題はなく水量もかなりあるが、水温が低い。 2. 平成9〜10年度は、塩類土壌地帯の吉林省大安市叉干郷において、次の3種の試験研究を行っており、この2年間の夏に岩手大学農学部及び吉林農業大学の研究者により共同研究調査を行った。 (1) アルカリ塩類土壌地帯の草原回復試験: 草原退化に伴う草種の変遷、保護対策による草生回復効果を調べた。草原の試験区(650ha)に対照区とフェンスによる保護区を設けて、2年間の調査結果、草種構成及び生草収量に顕著な差異が現れており、放牧を一定期間禁止することにより、草生を回復できることを明らかにした。 (2) アルカリ塩類土壌畑の改良試験: トウモロコシを試験作物にして、土壌改良剤の施用量による作物の生育及び収量等を調べた。その結果、硫酸アルミニウム、石膏の施用とマルチフィルムによる畝被覆栽培の併用により、これまで作物栽培に不適と見なされてきた塩類土壌において、かなりの収量を得ることを明らかにした。 (3) アルカリ塩類土壌水田の改良試験: 灌漑水による土壌中の塩分溶脱の効果、水稲の生育と収量、土壌の理化学的性質の変化等を調べた。塩類汚染のない地下80m位の被圧地下水を小型ポンプで汲み上げて、灌漑初期に表面土壌の塩類を何度も洗い流すという方法を採用している。水源に恵まれ排水路がある場合には、6,000kg/haの収量(籾)が得られることが判明した。
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