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地下遺構探査法の考古学的実践活用

研究課題

研究課題/領域番号 08201104
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関天理大学

研究代表者

置田 雅昭  天理大学, 文学部, 教授 (50248176)

研究分担者 桑原 久男  天理大学, 文学部・歴史文化学科考古学専攻, 講師 (00234633)
EDWARDS Walt  天理大学, 国際文化学部・日本学科, 教授 (70258185)
金関 恕  天理大学, 文学部・歴史文化学科考古学専攻, 教授 (90068685)
DEAN Goodman  マイアミ大学, 地球物理学応用考古学探査研究所中島研究室・奈良国立文化財研究所, 準教授客員研究員
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1996年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード遺跡探査 / レーダー探査 / 電気探査 / 土壌サンプル / 発掘調査 / 考古学 / 横穴墓 / 理化学分析
研究概要

宮崎県高千穂町吾平原(あいらばる)遺跡と同県西都原遺跡群で探査と発掘調査を行った。吾平原遺跡ではレーダー探査によって知られていた横穴墓群のうち7号墓について、高千穂町教育委員会の協力を得て、発掘した。発掘に先だち、あらためてレーダー探査・電気探査を行ったが、ともに横穴墓の部分で異常応答がみられた。発掘調査では微化石のプラントオパール・花粉・回虫卵ならびに脂肪酸分析に必要な土壌サンプルの採取を目的に行い、110点のサンプルを得たほか、人骨・鉄製品・ガラス玉・碧玉管玉・瑪瑙勾玉などの出土があった。また、墓室には水が溜まっていたのでこれも採取した。現在判明した事項は、埋葬人骨は3体以上であること、水にはアルカン類がみられず、酸性度テストでは弱アルカリであること、鉄製品は磁性を失うほど腐朽していることである。
西都原古墳群では13号墳(前方後円墳)の墳丘裾でレーダー探査を行い、墳丘築造のための土砂採取のためのくぼみのあることを明らかにした。これはくぼみが埋没してもレーダー探査でこれをとらえることができることを示している。西都原古墳群ではまた、前年度からレーダー・電気探査を行ってきた、第7号横穴墓を発掘調査した。発掘調査の目的は吾平原遺跡と同じで、146点の土壌サンプルを採取したほか、墓室内にあって土砂に埋没していなかった7点の土器について、理化学的分析に供した。また、3体以上の人骨と鉄製品・銅製品の出土があった。
これら土壌サンプル・出土遺物は「遺跡探査」総括班の指導と、協力の下に研究をすすめ、報告書を作成する予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 置田雅昭: "地下遺構探査の考古学的実績活用 宮崎県吾平原遺跡・西都原遺跡群での調査" 『遺跡探査』第五回研究成果検討会議論文集. 73-82 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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