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モンスーンアジア諸国における空間言語(地形名)から見た環境観の地域比較

研究課題

研究課題/領域番号 08203110
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神戸芸術工科大学

研究代表者

齊木 崇人  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (90195967)

研究分担者 渋谷 鎮明  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 客員研究員 (60252748)
遅沢 克也  愛媛大学, 農学部, 助手 (30233539)
井上 民二  京都大学, 生態研究センター, 教授 (90109041)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードモンスーンアジア / 空間言語 / 地形名 / 小地名 / 環境観 / 集落 / 居住環境 / 土地利用
研究概要

本年度は、昨年度の研究を通して選定したベトナム語・インドネシア語の空間言語の抽出と分析を継続して行うとともに、やはり昨年度予備的な現地調査を行ったベトナムの集落についてより詳細な調査を実施した。その概要は以下のとおりである。
第一に、当該言語を母国語とする研究者の協力を得て、ベトナム語・インドネシア語の代表的な国語辞典を用いて地形名を中心とした空間言語を抽出し、語の分類・整理と語の指し示す地形との対応関係について分析を行った。その結果、ベトナム語については、以前研究を行った韓国語の空間言語と同様に、漢字語起源の語彙(漢越語)が非常に多く見られ、漢越語と固有語の二つの語彙が共存していることが明らかになった。語の構成についても韓国語と比較的類似していることを理解するに至った。
第二に、ベトナム北部の二つの集落(ホアル-省リエンチュン村、イェンバイ省チャー村)について現地調査を行い、特にリエンチュン村では、当該地域の主要な生業である水田耕作と密接に関連した、川沿いの平地の小地名が、水利・土地条件の善し悪しを認識する際の基礎的な単位となっており、空間言語を用いた環境観研究の可能性を確かめることができた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 齊木崇人: "自然知の住まい" すまいろん(住宅総合研究財団). 37号. 4-7 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 齊木崇人・渋谷鎮明ほか: "中国・江南地域の集落・居住空間の秩序-東アジアの集落・居住空間研究13〜18-" 日本建築学会学術講演梗概集. E-2. 513-524 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 齊木崇人・渋谷鎮明: "ベトナム紅河流域、インドネシアスラウェシ島における予備調査報告" 日本熱帯生態学会ニュースレター. No.23. 5-8 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 齊木崇人・渋谷鎮明: "風水-場所選びの環境観" 総合的地域研究. (発表予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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