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先史時代ワールドモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 08207110
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道東海大学

研究代表者

原 俊彦  北海道東海大学, 国際文化学部, 教授 (00208654)

研究分担者 植木 武  共立女子短期大学, 生活科学科, 助教授 (20223448)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードシステムダイナミックス / ワールドモデル / 先史時代 / シミュレーション / 狩猟採集社会 / 農耕社会 / 数量的分析 / 情報考古学
研究概要

今年度は,本研究の第二段階として,昨年開発したプロトタイプモデルの改良作業を行なった。まず,農耕セクターについては,農耕人口・耕地拡大・生産性の関係に着目し,技術革新ではなく人口増加が農耕の労働集約性を高めたとする(Boserup,1965)の仮説を検証するテストモデルを作成,シミュレーションを行い,仮説の有効性とその限界性を明確にした。また,狩猟採集セクターについては,この農耕セクター改良作業からの知見を下に,(Hassan 1981)らの気象変動仮説の再検討を行い,その問題点を明らかにするとともに,人口密度と労働生産性に着目したテストモデル作成,狩猟採集社会から農耕社会が内発的に発生するメカニズムを解明した。さらに,これら生産セクターの改良作業の結果を元に(Harris1989)らの最適食域理論を人口密度と労働生産性の変化という観点から一般化することに成功,次年度の最終モデルに向けた有力な展望を得ることができた。
これらの成果は,『第2回 日本情報考古学会』(96年8月:文部省統計数理研究所),『第2回 シンポジウム-人文科学における数量的分析』(97年3月:文部省統計数理研究所)『第3回 日本情報考古学会』(97年3月:帝塚山大学)において発表した。また,改良作業と平行して,プロトタイプモデルの英語版を作成,1996年8月からパッケージの無料配布を開始しするとともに、昨年度の成果を論文化し『情報考古学』VOL2(1)に掲載した。現在,これらの成果を発信するためのホームページを開設・運用する準備を進めている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 原俊彦・植木武: "先史時代ワールドモデルにおける農耕セクターの改良-農耕人口・耕地拡大・生産性についての考察" 第2回 日本情報考古学会報告要旨集. 2. 54-63 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 原俊彦・植木武: "先史時代ワールドモデルにおける狩猟採集セクターの改良-人口密度と労働生産性に関する考察" 「シンポジウム-人文科学における数量分析」. 2. 53-60 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 原俊彦・植木武: "先史時代ワールドモデル-システムダイナミクス手法による構築" 『情報考古学』. 2(1). 28-40 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 原俊彦・植木武: "先史時代ワールドモデルの構築-1996年度の改良作業結果から" 重点領域研究「人文科学とコンピュータ」1996年度報告書. 2(印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 原俊彦・植木武: "先史時代ワールドモデルにおける生産セクターの改良-最適食域理論の拡張可能性について" 第3回 日本情報考古学報告要旨集. 3. 1-6 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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