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データ構造把握のための数量化と分類の統一化に関する研究-QOLとHLA抗原に関連して-

研究課題

研究課題/領域番号 08207113
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東洋英和女学院大学

研究代表者

林 文  東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (00180977)

研究分担者 重久 剛  東京家政学院短期大学, 教授 (70054640)
辻 公美  東海大学, 医学部, 教授 (30055834)
生越 喬二  東海大学, 医学部, 助教授 (30112775)
山岡 和枝  帝京大学, 法学部, 助教授 (50091038)
林 知己夫  東洋英和女学院大学, 統計数理研究所, 名誉教授 (50000188)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードデータ構造 / 数量化理論 / 分類 / HLA抗原 / QOL / パーソナリティ / 国民性 / 人種
研究概要

本年度の研究計画に従い、次のような研究を行った。
1.昨年度にはHLA抗原遺伝子の辻のデータに基づき、HLA対立遺伝子の出現頻度による人種分類を試みたが、この結果について検討をすすめたが、1次元で表してしまう系統樹の表現法にも問題があること、集められたデータ自体の問題、すなわちサンプル集団は母集団に対してランダムか、またその大きさは十分かなどの問題もあることが考えられる。ランダムサンプルをとることはほぼ不可能と思われるこの種のデータの扱いについて、分析の厳密さとのかね合いは重要である。
2.1996年度は辻による沖縄のデータも加えて分析考察した。この分析から、HLA抗原の座によって、民族間の頻度差が異なるとことがわかり、変異の起こりやすさが座によって異なるのではないかという示唆を得た。
3.また、日本における1990年から1995年の東海大学病院のデータにより、年齢との関係の分析を試みたが、これは何らかの患者のデータを多く含むこともあり、毎年の頻度の揺れが大きく、細かなことは言えない。しかし、いずれの年代のデータも、国際データの頻度と比較すると、他のどの国よりも近い関係にあることは重要である。
4.パーソナリティとHLAとの関連については直接の問題として扱うことは困難であるが、HLA頻度による人種分類と同様に、37カ国価値意識調査の回答分布による国分類も、大分類の立場からは同様のものが得られることがわかり、大きな目で見たとき、HLA-人種-意識、の関連がみられることに何らかの意味が見いだせるのではないかという示唆を得ている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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