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日本語学習者を対象とした読書支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08207218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国際基督教大学

研究代表者

鈴木 庸子  国際基督教大学, 教養学部, 講師 (00216459)

研究分担者 カッケンブッシュ 寛子  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10204439)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードCAI / 日本語教育 / 読解教育 / 上級 / 多読 / 読書支援システム / 教材開発 / 言語分折
研究概要

1)平成7年度の成果に基づき,読書支援システムの辞書を改良した。1レッスンについて約20から50の単語を増やした。また既に作成してある辞書の内容を修正したり,書き加えたりした。業者に依頼して,学習履歴が自動的に記録されるようにプログラムを改良し,利用の便利さを考慮してCD-ROMに焼き付けた。
2)平成8年11月より,学生用端末室の6台のコンピュータにこのシステムをインストールして9名の上級日本語学習者に,このシステムのモニターを依頼した。モニターに当たって,読解力を測る事前事後テストとアンケート調査を行った。また読書と同時に内容理解を測る正誤問題をしてもらった。このモニターによるシステムのフィールドテストの結果,学生は本文を70%以上理解していること,学生が文章を読む速度は日本語母語話者に比べてたいへん遅いこと,事前テストで比較的読解力があると考えられる学生でも,システムの辞書をよく利用しておりこの辞書によって速く読めたと感じていることがわかった。
3)前年度に,本文の日本語分析のために国立国語研究所の作成した「基本語六千」の単語をデータベースとして作成したが,今年度は,そのデータに分類語彙番号を加えた。さらに,4000語のリストをデータベースとして入力し,あわせて1万語の単語リストを作成した。また中級で学習する連語や助詞相当句などのリストも作成した。これらのリストの単語を,読解本文と照合するプログラムを作成し,現在分析中である。特に,本文を単語のレコードに区切る作業の効率化が現在の課題となっている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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