研究課題/領域番号 |
08207221
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
筧 捷彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20062672)
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研究分担者 |
片岡 朋子 早稲田大学, メディアネットワークセンター, 客員教員(訪問研究員 (80137075)
片岡 裕 早稲田大学, メディアネットワークセンター, 客員教員(訪問研究員 (70288017)
よし田 順一 早稲田大学, 文学部, 教授 (70063716)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 国際化 / internationalization / localization / 蒙古語 / 蒙古文字 / ブラウザ / HTML / 多言語化 |
研究概要 |
平成8年度の目標の概要は、蒙古文字の調査結果を元に、実際に動作する蒙古文字の入出力機構を実現して検証し、他の言語との混在での問題点の抽出と、テキスト処理の拡張である。 1)ホド文字2種、トド文字1種および、旧ウイグル文字を比較調査した結果から、文字、文字図形の関係を求め、作成した文字コードが使用できる範囲を調査した。 2)上述の文字コード群を元に、蒙古文字特有の情報を持つWCを使用した蒙古文字専用のプロトタイプを作成した。実際に入出力及びテキスト処理を行なって、WCの持つ情報の正当性を検証した。 3)蒙古系文字に特異なテキスト処理として、表示図形の任意の選択と、図形と文字名の両方を用いて検索されることが判明した。これは、アラビア系文字でも応用可能であることが示された。 4)上述の結果を用いて、他言語との混在が可能なシステムを設計し、基礎部分を作成した。この多言語処理系は、プロトタイプが既に動作している。 5)さらにOCRによる読み込みと、異なる蒙古文字で記述される蒙古語間でのデータ変換のため、基本的な1文字を読み込みアウトラインフォントを作成する研究を行ない、識別に関する基礎検討を行なった。 6)次年度で行なう予定のOCRによる読み込みのため、吉田は、蒙古文字資料の調査を継続的に行なっている。その過程で、新資料の発見があった。 本年度の研究は、ほぼ予定を満足した。これらの成果(部分)は、本重点領域シンポジウム等で発表済みである。来年度は、引続き、OCRによる読み込みの研究を行ない、蒙古系文字全般のテキスト処理を網羅する予定である。
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