研究課題/領域番号 |
08207223
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
小森 早江子 中部大学, 国際関係学部, 助教授 (60221248)
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研究分担者 |
難波 博孝 愛知県立大学, 文学部, 助教授 (30244536)
龍岡 亮二 中部大学, 経営情報学部, 助教授 (60227098)
上田 美紀 中部大学, 留学生別科, 助教授
吉村 ミツ 中部大学, 経営情報学部, 教授 (60109311)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 漢字 / 学習支援 / デジタル動画 / 手書き文字認識 / 留学生 / 小学生 / 評価プログラム / 日本語教育 |
研究概要 |
日本語教育環境を整備の基礎となる効率的な漢字学習支援システムを構築することを目標に研究を進めている。本研究の代表者は、平成7年度に本重点領域の助成を受け、新たに532字の漢字のデジタル動画データを追加し、教育漢字すべての漢字学習を支援する漢字データベースを構築した。 本研究では、これまでに開発した部分に、手書き文字認識技術を応用した各漢字の筆順と漢字の形の評価機能を追加することによって、評価するフィードバック機能をもつ学習システムを構築することを目指した。これまでに制作された漢字学習支援ソフトには、漢字を書くプロセスを提示したり評価したりできるものはなかった。本研究はこの点を可能にする画期的な試みである。 研究計画としては、以下のような手順で進めた。 1)本研究の代表者は、漢字のデジタルデータの追加作成とそのデータを提示するプログラム『QTKanji』の改良を進めてきている。本年度は、本システムのさらなる充実をはかった。 2)分担者である上田の所属する留学生別科の学習者に本システムの試用実験を行い、同時に手書き文字データを収集した。 3)分担者である難波は複数の小学校で本システムの試用実験を行い、同時に小学生の手書き文字データを収集する準備をすすめた。 4)手書き文字認識の専門家で分担者の吉村は、収集したデータを現有設備であるワークステーションで解析した。 5)分担者である龍岡は、漢字学習システムとして漢字データの提示と学習者の入力文字の評価を同時に管理するソフトを開発した。 6)代表者である小森は、開発された漢字学データの提示と学習者の入力文字の評価を同時に管理するソフトを総合的に評価し、テストした。 7)本年度に本年度分の研究成果を一枚のCD-ROMに納め、他の日本語教育機関及び小学校に配布し試験利用を依頼した。収集したデータから今後のシステム改良を来年度以降に進める計画である。
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