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人文系研究者のための劣化画像回復システム

研究課題

研究課題/領域番号 08207233
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国際日本文化研究センター

研究代表者

山田 奬治  国際日本文化研究センター, 研究部, 助教授 (20248751)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード人文科学とコンピュータ / 画像処理 / 画像回復 / 文書処理
研究概要

平成7・8年度の2年間にわたり、白黒二値の文書資料と写真などの濃淡画像について、劣化サンプルの収集・分類、画像回復アルゴリズムの実装を行った。また、画像処理の非専門家向けのユーザーインタフェースの開発を行った。
平成7年度には、白黒二値の文書資料について劣化画像回復アルゴリズムの検討と処理ルーチンのライブラリ化、及び人文系研究者向けグラフィカルインタフェースの試作を行った。対象としたアルゴリズムは、多値画像におけるノイズ除去、閾値自動選択二値化、適応的二値化、二値画像のノイズ除去、反転、回転、エッジ強調などの基本画像処理、画像ファイル入出力などである。平成8年度には、多値濃淡画像について劣化サンプルの検討、劣化回復アルゴリズムの選択、ライブラリ化を行った。画像入力系では、スキャナ・ビデオキャプチャ等のTWAIN対応機器のサポートを実装した。画像出力系では、Windows対応プリンタへの印刷を実装した。ユーザーインタフェース部分については、画像処理に関する専門知識を入れた処理プロセス選択機能を検討し、非専門家にとってより使いやすくなるように改良した。また、すべてのコードを32ビット対応に変更し、処理速度の向上を実現した。
実装にあたっては、人文系研究者が現実的に整備可能な計算機環境を十分考慮し、大量の計算資源は必要としないことに主眼をおいてアルゴリズムの検討を行なった。成果として作成されるソフトウェアは、人文系研究者が所有するような多くのパソコンの上で動作するものとなっている。開発したソフトは、CHITool(Computers and the Humanities Image Tool)として、無償で流通させる予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山田奬治: "人文科学研究のためのパソコン画像処理システムのインタフェース" 情報処理学会研究報告. CH31. 1-6 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 山田奬治: "人文科学におけるイメージ処理" 人文学と情報処理. 13(in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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