研究課題/領域番号 |
08213203
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
小田 健司 東京工業大学, 理学部, 教授 (20016067)
|
研究分担者 |
武藤 一雄 東京工業大学, 理学部, 助手 (60114899)
|
研究期間 (年度) |
1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 高温高密度核物質 / 弱い相互作用による遷移 / 準粒子RPA模型 |
研究概要 |
陽子中性子相互作用の粒子-粒子相関を考慮するQRPA法をβプラス崩壊、βマイナス崩壊の両方に適用し、相互作用の質量数依存症を持つ結合定数の三つのパラメターを、ベータ崩壊の寿命の実験を再現するように決定する。このような試みは初めてであり、成功すればベータ崩壊の統一的理解をある程度得たことになる。最初から重い核まで含めるのは大変なので、陽子数40まで(質量数では100まで)の原子核に対してパラメターフィットを行った。粒子空孔相互作用の結合定数は、ガモフ・テラー巨大共鳴状態の位置を再現するようにすれば、決定できることが分かった。その質量数依存性と同じものを仮定し、粒子-粒子相互作用の結合定数を、Z≦40の原子核のベータ崩壊の寿命の実験値を再現するように決定した。fitに入れていないより重い核(質量数150以下)に対しても、寿命の測定値を再現できることがわかった。さらに、第一次禁止遷移の効果を調べ、遅延中性子放出のベータ崩壊率等を計算した。結果はPhysical Review Cに掲載されている。
|