研究課題/領域番号 |
08220207
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 次雄 東北大学, 反応化学研究所, 教授 (90091694)
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研究分担者 |
殷 シュウ 東北大学, 反応化学研究所, 助手 (40271994)
内田 聡 東北大学, 反応化学研究所, 助手 (60232849)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 希土類固溶ジルコニア / 多核水酸化物錯体 / 超臨界乾燥 / 非水溶媒 / 結晶化 / 焼結 / 機械的性質 / 熱安定性 |
研究概要 |
中和沈殿法により生成した12mol% セリア固溶ジルコニア(12Ce-ZrO_2)と3mol% イットリア固溶ジルコニア(3Y : ZrO_2)、アルミナ、8mol%マグネシア固溶ジルコニア(8Mg-ZrO_2)および12molカルシア固溶ジルコニア(12Ca-ZrO_2)の混合非晶多核水酸化物錯体ゲルの超臨界メタノール中における結晶化挙動を明らかにした。また、非晶質ゲルをメタノール中に分散し、250℃付近の穏和な条件下で熱処理し、結晶化させるとともに、超臨界乾燥し得られた粉末の焼結特性、焼結体の機械特性と化学的安定性について検討した。 12Ce-ZrO_2に対して10mol%の8Mg-ZrO_2あるいは20mol%の12Ca-ZrO_2を固溶すると3点曲げ強度を600MPaから750および650MPaに向上できたが、破壊靱性は15Pam^<1/2>から6MPam^<1/2>に低下した。一方、(11Ce, 0.2Y) -ZrO_2に10mol%のAl_2O_3を分散すると800MPaの3点曲げ強度と20MPam^<1/2>の破壊靱性を有する高強度高靱性セラミックスが得られた。また、200℃における水熱処理による正方晶→単斜晶層移転割合により、試料の熱化学安定性を評価したところ、12Ce-ZrO_2へのMO-ZrO_2 (M=Ca, Mg)の固溶では固溶量20mol%以上で著しく熱化学安定性が低下したが、Al_2O_3との複合化では熱化学安定性が向上した。
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