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希土類イオンによる糖脂質の膜構造と認識機能の調節

研究課題

研究課題/領域番号 08220219
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

佐藤 智典  東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (00162454)

研究分担者 森 俊明  東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (50262308)
江原 靖人  東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (40251657)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードB16メラノーマ細胞 / 希土類イオン / 細胞形態 / 細胞周期 / 細胞増殖
研究概要

本研究では、希土類イオンと細胞との相互作用について検討することで、次のような結果が得られた。
1)B16メラノーマ細胞の形態を種々の希土類イオン存在下で観察した。細胞形態はイオンの種類に応じて大きな変化を示した。La,Ce,Nd,Sm,およびGdでは細胞の面積が広がり、特にSmとGdでは細長い突起が多く見られた。Er,Tb,Lu,およびAlでは線維芽細胞のように2方向に細長く伸展していた。B16メタノーマ以外のHela細胞、神経細胞、肝癌細胞などでは顕著な形態変化が見られなかった。イオンを取り除くと細胞形態は元に戻ることから、分化ではなく、アクチンの重合系にイオンが影響しているものと予想される。
2)1mM程度の希土類イオンは細胞増殖を顕著に抑制した。しかし細胞毒性はこの濃度では全く観察されず、イオンを除くと細胞は再び増殖を始めた。増殖抑制の程度はイオンの種類と細胞の種類に依存していた。細胞の増殖抑制は細胞周期の結果と良い対応が見られ、G1期で増殖が停止していることが示された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐藤 智典: "希土類イオンと生体膜との相互作用" 希土類. 49-60 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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