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チオエナミドおよびエナミドの結晶中光反応

研究課題

研究課題/領域番号 08221203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関信州大学

研究代表者

青山 弘  信州大学, 繊維学部, 教授 (70015569)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード光化学反応 / 結晶中光反応
研究概要

六員環複素環化合物の合成法として有用なエナミドおよびチオエナミドの光環化反応が結晶中でもおこることは平成6,7年度の研究で明らかにしたが、今年度はその反応例を増やすとともにこれらの化合物の結晶構造をX線構造解析によって決定し、結晶構造と光反応性との関係を明らかにした。7年度の研究で示唆された結晶中におけるreaction cavityの重要性が一層明らかになった。すなをち結晶中の光反応で反応物から生成物への変化にともなっておこる分子の形の変化を許容する空間的な余裕が有るかいなかが結晶中光反応がおこるかおこらないかを決定する最も重要な因子である。ベンゼン環をもつエナミドやチオエナミドにおいてパラ位に置換基を導入しても結晶中光反応の反応性は低下しないが、オルト位やメタ位に置換基を導入すると反応性が低下するという事実もこのreaction cavityという概念により合理的に説明できる。
この他エナミドと同じ含窒素カルボニル化合物であるイミドの結晶中光反応についても検討した。多くの環状イミドが溶液中と同様に結晶状態においても光反応をおこすことが明らかになった。特にノルボルナン環を持つ環状イミドの結晶中光反応においては溶液中の反応とは著しく異なった立体選択性を示すことが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiromu Aoyama: "Photochemical Reactions of Thiobenzamides Bearing an Allylic substituent on the Nitrogen Atomn" Journal of the Chemical Society,Perkin Transoction 1. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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