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強相関電子系における量子相転移の排他的分数統計、数値的手法等現代的視点からの研究

研究課題

研究課題/領域番号 08227215
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

初貝 安弘  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80218495)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードモット転移 / 量子相転移 / 排他的分数統計
研究概要

[1]モット転移、量子相転移を示す系の数値的手法による研究。
モット転移が本質的に電荷の自由度がフリーズされることであることを考え、スピンレスフェルミオン系におけるモット転移を考えた。最近接相互作用のみの系では相互作用を変化させていった場合ハーフフィルド占有率1/2の場合に限りある相互作用の値で励起にエネルギーギャップが生じモット絶縁体となることはよく知られている。そこで相互作用が冪で減衰するモデル等、長距離相互作用の場合を考察した。強結合領域での振る舞いは過去にハバ-ド等の研究があるが本研究では厳密対角化の手法を用い転移点近傍の振る舞いを含めて詳しく研究を行った。対応する連続体の模型は最近研究が進んでいるように朝永ラッティンジャー液体となり金属的であることもふまえると長距離相互作用を持つ系においては一般のp/qの分数占有率の系においても相互作用がある臨界値を越えると励起にエネルギーギャップが生じモット転移が生ずることがわかった。(論文投稿中)
[2]拡張された排他的統計等による量子ホール効果の研究。
Haldaneにより、初めて考察された、一般化された排他的統計に従う分数統計粒子系を用いて分数量子ホール効果における準粒子の熱力学に関する研究を行い興味深い結果を得た。(論文準備中)
[3]量子ホール効果におけるトポロジカルな効果
量子ホール効果におけるトポロジカルな効果についてバルク状態とエッジ状態との関係に特に注目し、今までの研究成果を総合報告の形にまとめた。(出版予定)

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Hatsugai: "Quantum Group,Bethe Ansatz,anol Bloch Electrons in a Magnetic Field" Physical Review B. 53. 9697-9712 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Hatsugai: "Muotual Exchusn Stofistics in thermodynamic Bethe Ansatz and Exaolly Solvable model in Higher Dimensions" Phyical Review B. 54. 5358-5367 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Hatsugai: "Hidden Massive Spectaters in the Effedive Field Theory for Integral Quantum Hall Transitycus" Physical Review B. 54. 4898-4906 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Hatsugai: "Topological Aspect of the Quantfum Hall Effect" J.Phys.C,Condens.Matter. (出版予定).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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