• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

テクトスフィアの構造とその起源

研究課題

研究課題/領域番号 08228204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

高橋 栄一  東京工業大学, 理学部, 教授 (40144779)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードテクトスフィア / リソスフィア / マントル / ペリドタイト / キンバーライト / コマチアイト / 太古代 / アーケアン
研究概要

中国華北クラトンのオルドビス紀のキンバーライトパイプからダイヤモンドおよびガ-ネット結晶多数を採集した。約100ヶのダイヤモンド結晶からそれに含まれるシリケイト包有物(カンラン岩、斜方輝石、単斜輝石、ガ-ネット)を抽出した。その他にキンバーライトに含まれる役100個のガ-ネット捕獲結晶を抽出した。これらの結晶につき、EPMA及びSIMS装置を用いて鉱物の主要元素及び微量成分元素の化学分析を行った。これらの結果、以下の事実が明らかとなった。
(1)華北クラトンの下には少なくとも約4億8000万年前間では南アフリカやシベリアの太古代クラトン地域と同様に、暑さ200kmを超すテクトスフィアが存在した。
(2)地震学及び新生代の火成岩の研究からは華北クラトンの下のテクトスフィアが現在では失われていることが判った。
(3)失われた華北クラトンの下のテクトスフィアの化学組成はMg^*=100Mg/(Mg+Fe)=93±1の範囲にあり、他地域と同様に現在の上部マントルに較べ著しくFe,Ca,Alに乏しい特徴を持つ。
(4)華北クラトンの下のテクトスファイアは太古代に起きた大規模な融解により主成分に乏しい環境におかれた後、キンバーライトマグマの噴出したオルドビス紀までの間に軽REEなどの微量成分が付加されるメタソマティズムを受けている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Wang.Takahashi,Sueno: "Geochemical properties of lithvspheric mantle" Phys.Earth Planet.Inter.(印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Shibata,Takahashi,Matsuda: "Noble gas solubility in CaO-Sio_2 system" Geophys.Res.Lett.23. 3139-3142 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Tsuruta & Takahashi: "Melting Study of allcali basalt JB-1 up to 12.5 GPa" Phys.Earth Planet.Inter.(印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 栄一: "地球惑星科学入門(地球惑星科学講座第1巻)" 岩波書店, 320 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 栄一: "地球ダイナミクス(地球惑星科学講座第10巻)" 岩波書店, 340 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi