研究課題/領域番号 |
08231209
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤嶋 昭 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30078307)
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研究分担者 |
馬場 凉 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (70198951)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 光機能界面 / 酸化チタン / 光触媒反応 |
研究概要 |
本年度は、いままでに構築されたNSOM蛍光測定システムをもとに、金属担持酸化チタン光触媒に於ける反応生成物の光化学的2次元マッピングを数nmの分解能で行うことを目的にした。その結果から光触媒反応の機構について新たな知見を得、より高効率の新規触媒を探索する指針を得ることを目的に研究を遂行してきた。 1.反応生成物の2次マッピングによる反応機構の考察:いままでに得た技術を用いて各種の貴金属を担持した酸化チタン触媒を作成し、この触媒上での反応生成物の2次元マッピングを、顕微蛍光測定に行い、担持する金属による反応生成物の分布の違いから、反応機構について考察した。 2.in-situ観測のための装置改良:現有の走査型近視野野顕微鏡は感度の問題からマッピングに十数分の時間を要するため、触媒反応を実時間で追うin-situ観測を実現するためには装置、とくに検出部の改良が必要となり、具体的には、試料の蛍光を油浸対物レンズで集光し、光電子倍増管で検出し、フォトカウンティングユニットで光子数を算出した。平行して現有の装置を用い、金属担持酸化チタン触媒のトボグラフィー観察を行った。
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