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球状糖質両親媒性分子の創成と超構造制御

研究課題

研究課題/領域番号 08231232
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

青井 啓悟  名古屋大学, 農学部, 助教授 (30222467)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード超構造 / 球状分子 / デンドリマ- / 両親媒性 / 糖鎖高分子 / ブロック共重合体 / 中性子小角散乱 / 超分子集合体
研究概要

球状素構造の基本型であるラクトース型シュガ-ボール(ラクトース誘導体置換ポリ(アミドアミン)デンドリマ-)(第3.0世代)の重水中での超分子集合体の形状およびサイズを中性子小角散乱法により検討した。Guinier plotにより計算した結果、半径が400Å以下の球状集合体を形成していることが明らかになった。さらに、両親媒性球状素構造の化学合成法として(a)Divergent/Convergentジョイント法、(b)Divergent/Divergent法の確立を行った。特にDivergent/Convergentジョイント法は、部分保護開始核を用いて、Divergent法で多重分岐鎖を合成し、その後開始核の脱保護を行い、再びDivergent法で分岐鎖を形成する新しい方法である。この方法は、両親媒性の表面ブロック型デンドリマ-やセグメントブロック型デンドリマ-を合成するうえで、ある程度大きな合成スケールで構造が明確な表面ブロック型球状構造を形成できる利点がある。具体的には、片方のアミノ基をベンジルオキシカルボニル基(Z基)で保護したエチレンジアミンを開始核として用い、アクリル酸メチルとのマイケル付加と、エチレンジアミンとのアミド形成反応とを繰返して半球状ポリ(アミドアミン)ブロックを合成した。末端アミノ基と無水フタル酸との反応により、フタルイミド化し疎水性半球ブロックを形成した。開始核のZ基を接触還元により脱保護しアミノ基に変換した。この中アミノ基から再びマイケル付加とアミド形成反応とを繰返して半球状ポリ(アミドアミン)ブロックを形成した。末端アミノ基は不安定であるので表面は水酸基となるように最後のアミド形成反応にはエタノールアミンを用いて、両親媒性デンドリマ-を得た。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] K.Aoi: "First Synthesis of Glycopeptide Macromonomers and Graft-Type Sugar-Containing Polymers with Glycopeptide Side Chains" Macromolecules. 29(12). 4456-4458 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] K.Naka: "Aggregate of Peptide-Containing Block Copolymer with Lipase" Macromolecular Rapid Communication. 17(4). 269-274 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 青井啓悟: "シュガ-ボール:球状糖鎖高分子の合成と機能" 高分子. 45(4). 260-260 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 岡田鉦彦: "球状糖鎖高分子シュガ-ボールの合成と応用" バイオインダストリー. 13(8). 42-50 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] K.Aoi: "Polyalkylenimines" The Polymeric Materials Encyclopedia,CRC Press, 9218 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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