研究課題/領域番号 |
08232235
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
野中 勉 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (00016528)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 超音波照射 / 電極触媒 / 光電気化学触媒 / 電解酸化重合膜 |
研究概要 |
本研究では電極に超音波を照射、または電極から超音波を発振することにより物質移動支配(律速)の制限から解放され、電極触媒が本来持っている機能を完全に発揮しうることを実証した。また、さらにこれらの成果に基づいて、電極触媒系から光電気化学触媒系への展開も試みた。すなわち、超音波場における電極触媒の活性化のために必要不可欠である電極反応速度の増大効果が実証され、さらにこれら超音波効果の機作の検証(実験と理論)、超音波利用による高活性電極触媒の調整法の開発および超音波場による光電気化学触媒の超活性化においても成果を挙げた。以下にそれらの要点を示す。 (1)超音波照射および超音波発振電極系において、電極反応速度はキャビテーション閾値を越える超音波出力(入射力)の場合に超高速流発生による物質移動速度の急増に基づく反応速度の著しい増大が生じる。 (2)超音波照射下において作成された電解酸化重合膜の電気化学的機能は著しく高い電極触媒活性を持つ。 (3)半導体微粒子光電気化学触媒は超音波照射により著しく活性化される。
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