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層間架橋ミクロポーラス反応場を用いる触媒設計

研究課題

研究課題/領域番号 08232259
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関広島大学

研究代表者

山中 昭司  広島大学, 工学部, 教授 (90081314)

研究分担者 八尋 秀典  広島大学, 工学部, 助手 (90200568)
塩谷 優  広島大学, 工学部, 教授 (80002137)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード層間架橋 / ミクロポア多孔体 / 酸化反応 / 電子スピン共鳴 / イオン交換
研究概要

申請時の計画に従い研究を遂行し,以下の点について明らかにした.
1.Rb_xMn_xTi_<2-x>O_4をシリカで層間架橋したミクロポア多孔体を塩化ナトリウム水溶液中に分散して,アルカリ滴定することにより,層間に取り込まれるアルカリイオン量を調節でき,層間の細孔径は水や酸素分子は吸着できるが,トルエン分子は吸着できない程度に小さくできることを明らかにした.
2.電気化学的な研究から,チタン酸塩結晶層内のMnは架橋によっても,3価で存在することを見出し,アルカリイオンは層間のプロトンとの交換によって導入されると推定した.
3.シリカで層間架橋したミクロポア多孔体はCOおよびNH_3の酸素酸化反応に活性を示すことを明らかにした.一方,無架橋マンガンチタン酸塩では酸化反応が全く進行しなかったことから,シリカで層間架橋することによって広がった層間が反応場として働いていることがわかった.
4.層間内で反応分子がどのような挙動を示すのかを調べるための予備的実験として,類似の結晶性多孔体であるゼオライト中での常磁性NO_2分子の運動性を電子スピン共鳴法によって検討した.その結果,モルデナイト型ゼオライト中のNO_2の分子運動はこれまで報告されている拡散運動モデルのみでは説明できず,ハイゼンベルグのスピン交換モデルとの併用によって説明できること,スピン交換速度はゼオライト中に交換された金属イオンのイオン半径と関係があることなどを見出した.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H. Y. Zhu: "Molecular Recognition by Na-loaded Alumina Pillared Clay" J. Chem. Soc., Faraday Trans., in press.

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] M. Nagata: "ESR Study of Motional Dynamics of NO_2 Adsorbed on Na-mordenites" Chem. Phys. Lett.256. 27-32 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] H. Yahiro: "Motional Dynamics of NO_2 Adsorbed on Cation-exchanged Mordenites" Nukleonica. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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