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仮想環境下における仮想生物に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08234204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

橋本 秀紀  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (30183908)

研究分担者 山本 圭吾  武蔵野美術大学, 造形学部・映像学科, 教授
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードComputer Netwoeked Rcbtics / 遠隔制御 / Haptic Interface / 時間遅れ / 仮想生物 / 力覚フィードバック
研究概要

試作した「握手マシン(HandShake Device:HSD)」は、コンピュータ中のネットワーク・エージェント(仮想生物):Neuro-Baby共に用いられ、仮想世界への物理的なインタフェースとして用いられる。HSDを用いることにより、遠隔地の人間および仮想生物を物理的に知覚することが可能となり、コミュニケーションに関するリアリティーが増すことが期待されている。前年度のNeuro Babyと共に用いた「東京--L.A.間」通信実験におけるアンケート結果より、力覚フィードバックの将来的な期待度の高さ及び握手によるNeuro Babyの存在感の向上が示された。一方、通信遅れなどに起因するシステムの挙動によるリアリティーの欠如が明らかになった。本年度は、ネットワークを介した握手のリアリティーの向上を目標に、時間遅れの補償による制御性能の向上を目指しVirtual Impedance Position Error Compensate(VIPEC)法を提案した。実際にEther Netを用いてパケットを大阪大学のワークステーションでループバックした「東京--大阪間」の通信実験においてVIPEC法を用いた遠隔握手を行い、VIPEC法の効果をシミュレーションと実験により確認した。また、Etherなどの通信網で生じる時間遅れの揺らぎに対しても安定に動作することが確認できた。
次に、仮想エージェントの目にあたる7自由度のステレオビジョンシステムRobot Head System:RHSの試作を行い、首の自由度と目の自由度による協調追従制御を実現した。また、Head Mounted Displayと組み合わせることで、操作者が実際にエージェントの目を通して相手の環境を視認できるシステムを構成し、評価を行った。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Suradech Manorotkul: "Tele-handshake Interface Based on Teleperation with Time Delay" Proc.of 7th Int.Power Electronics & Motion Control Conf.3. 337-341 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Hideki Hashimoto: "Tele-Handshake through the Internet" Proc.of 5th Int.Workshop on Robot and Human Communication. 90-95 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] マノロックン スラデ-: "インターネットを介したテレハンドシェ-ク" 第14回日本ロボット学会学術講演会予稿集. 1. 397-398 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 河崎 高志: "ロボット・ヘッド・システムによる移動物体追跡" 第14回日本ロボット学会学術講演会予稿集. 2. 495-496 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 河崎 高志: "テレオペレーションにおける視覚情報提示" 第74期日本機械学会通常総会講演会予稿集. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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