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人工現実感と感性工学との結合による評価システムの基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08234220
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関呉工業高等専門学校

研究代表者

長町 三生  呉工業高等専門学校, 校長 (50034327)

研究分担者 松原 行宏  広島大学, 工学部, 助手 (30219472)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード感性工学 / バーチャルリアリティ / 目標感性の評価
研究概要

感性工学(KES)は自動車・家庭電器・住宅等の産業で感性を取り込んだ製品づくりに利用されてきたが,最近になって感性工学にバーチャルリアリティ技術(VR)を結合させたシステム(VR-KES)の研究が進められ実用化の事例も出現した。VR-KESは顧客からの製品選択意思決定支援として非常に有効であると考えられるが,まだその研究はなく,本研究で初めてVR-KESの意思決定支援としての有効性の評価と,どんな形態が望ましいかを検討した。
評価実験は,システムキッチンの製品映像を対象として,(1)ヘルメット(HMD)を用いる没入型VR-KES,(2)非HMDのデスクトップ型のVR-KES,(3)顧客グループによるオブジェクト操作が許されるもの,の3種類である。いずれも感性を入力してシステムキッチンを映像化し,ウォークスルー等の機能を通して映像と目標感性との一致度を評価する。
実験結果から,HMDを利用する没入型システムと比較して,デスクトップ型VR-KESが使いやすく意思決定に有効であったこと,またウォークスルーやオブジェクト操作を通したことが意思決定に非常に役立ったことから,VRを利用することがこの種の意思決定に有効であることが,いずれも確認できた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Matsubara & M.Nagamachi: "Hybrid kansei engineering system and design support" International Journal of Industrial Ergonomics. 19・2. 81-92 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Matsubara & M.Nagamachi: "Kansei virtual reality technology and evatuation on kitchen design" Manufacturing Agility and Hybrid Automation. 1. 81-86 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] M.Nagamachi & Matsubara: "Virtual kansei enviroment and an approach to business" Human Factors in Organizational Design and management. 5. 3-6 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 藤江寿紀,松原行宏,長町三生: "バーチャルリアリティと感性工学の結合による評価システムの有効性" 人間工学. 32(特別号). 178-179 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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