研究課題/領域番号 |
08237213
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
高原 文郎 東京都立大学, 理学部, 教授 (20154891)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 活動銀河 / 超新星残骸 / パルサー / 相対論的ジェット / 宇宙線の起源 / 粒子加速 / ガンマ線天文学 / 放射過程 |
研究概要 |
1.ブレーザーからのガンマ線放射を相対論的電子による逆コンプトン散乱モデルで説明した。(1)中心から0.01pc程度の距離で、ローレンツ因子が10程度までに加速されたジェット中での衝撃波による電子加速がよく観測を説明することを示した。(2)ジェットでは磁場のエネルギーよりも粒子のエネルギーが卓越し、その組成は電子陽電子対を主としていることを示した。(3)TeV放射を出しえるのは低光度のブレーザーであることを示した。(4)陽子シャワーモデルはMkn421のkeV-TeVフレアを説明できないことを論じた。(5)ジェットの加速機構は未解決の問題であるが、磁場よりも放射場の役割が重要であることを論じた。 2.衝撃波による粒子の統計加速過程の研究を進めた。(1)斜め衝撃波について加速時間の短縮度、粒子スペクトル指数の変化を示べ、有効な過程であることを示した。(2)平行衝撃波での熱的粒子から非熱的粒子への入射過程をモンテカルロシミュレーションで調べ、効率が充分良いことを示した。(3)銀河面からの硬X線放射への適用を行ない、それが超新星残骸での粒子加速入射過程により説明される可能性を論じた。 3.パルサーの磁極付近での粒子加速とガンマ線放射の研究を行なった。(1)加速粒子の存在を仮定すれば、曲率放射、磁場による-光子吸収と電子陽電子の発生によりガンマ線放射がよく説明されることを示した。(2)沿磁力線電場の形成機構と斉合的な粒子加速のモデルの検討を開始した。
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