研究課題/領域番号 |
08241207
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
工藤 純一 東北大学, 大型計算機センター, 助教授 (40186408)
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研究分担者 |
川村 宏 東北大学, 理学部, 教授 (40169769)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | NOAA / AVHRR / スーパーコンピュータ / システム / 雲域 / 4次元解析 / 10年間処理 / アルゴリズム |
研究概要 |
本研究は、既に既に提出してある研究実施計画に基づいて行われた。以下に研究実績の概要を述べる。 (1)雲域アルゴリズムの検証 従来ミニコンピュータで用いていた解析プログラムをスーパーコンピュータ(SX-3/44R)へ移植し、その評価を行った。その結果、従来3時間の処理を要していたケースでは1分に短縮され、また従来は不可能であった4001x4001サイズの処理が可能になった。 (2)雲域抽出と解析次数の関係解明 4次元まで解析を同時に行うプログラムを開発し、従来の3次元までの解析と比較検討を継続している。 (3) 10年間分のNOAA AVHRRデータの雲域処理の適用と結果の評価 10年間分のNOAA AVHRRデータをスーパーコンピュータに移行し解析するシステムを構築した。移行の対象となるデータ量は約3テラバイトにもおよび、この作業は平成9年度一杯掛かる見込みである。また、1カ月分のデータ量をスーパーコンピュータで一度に処理することができた。その結果は投稿準備中である。スーパーコンピュータでの雲域除去プログラムは開発中である。全体を通じて研究は継続中であり、今年度の成果としてスーパーコンピュータで1年間分のデータ処理を行う環境が整った。さらに、本研究成果である雲域除去アルゴリズムを利用して、極東地域の大規模森林火災解析の応用研究(印刷中)を行った。
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