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ナノ結晶化アルミニウム合金の低温・高速超塑性特性とその粒径依存性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08242209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関富山大学

研究代表者

松木 賢司  富山大学, 工学部, 助教授 (10019193)

研究分担者 時澤 貢  富山大学, 工学部, 教授 (50019171)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1996年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードアルミニウム合金粉末 / メカニカルアロイング / ナノ結晶粒 / 高速超塑性 / m値 / 伸び / しきい応力
研究概要

今年度は2024A1基粉末合金の組織微細化と高速超塑性特性について研究し,以下の結論が得られた.
1.2024A1-3Fe-5Ni急冷凝固粉末(RS)の微細結晶粒組織を有するバルク材を得る方法として,(a)RS粉末の押出し(押出し温度:623〜723K,押出し比:10)→温間圧延(圧延温度:523〜623K,圧延率:55%),及び(b)RS粉末のMA(MA時間:0.5〜43hr)→温間圧粉(圧粉温度:673K),の2種類で検討した.その結果,適切な固化成形条件の付加によって,RS材,MA材でそれぞれ約700nmと200nmの極めて微細な等軸微細粒組織が得られた.また,MA2024-SiCp複合材でも微細組織が得られた.
2.RS材の破断伸び,および応力のひずみ速度依存性の測定の結果,773Kで,初期ひずみ速度3×10^<-2>〜10s^<-1>の範囲でm値が0.3以上,また最大約300%の破断伸びが得られ高速超塑性を示すことが分かった.
3.MA材でも約5s^<-1>以上で約0.3の高いm値を示す.しかしそれ以下のひずみ速度領域ではm値は著しく低く,直線外挿法で見積もったしきい応力の値は,それぞれ約5MPaと16MPaでMA材の結晶粒組織が微細であるにもかかわらず,しきい値は大きい事が分かった.
4.MAによって導入されたAl_2O_3やAl_4C_3微細粒子は結晶粒微細化に役立つが,しきい応力増大の要因となる事が結論された.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Matsuki: "Stress-Strain Relationstily during Hot Compression of SiCp-2024Al, Superulastic Compostites" Proc.Ind.Sympo.of Towards Innevation in Superplasticity. 235-242 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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