研究分担者 |
湯上 浩雄 東北大学, 工学研究科, 助教授 (60192803)
平塚 信之 埼玉大学, 工学部, 教授 (20114217)
本間 敬之 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (80238823)
谷 順二 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (30006192)
一ノ瀬 昇 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60176295)
逢坂 哲彌 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20097249)
松崎 邦男 東北大学, 金属材料研究所, 助手 (20181711)
|
配分額 *注記 |
88,300千円 (直接経費: 88,300千円)
1998年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
1997年度: 28,000千円 (直接経費: 28,000千円)
1996年度: 36,300千円 (直接経費: 36,300千円)
|
研究概要 |
1. 傾斜機能誘電体基板の研究では,バリウムチタネイトを主体とした多孔体に液体状態のケイ素源を拡散含浸処理後,最終焼成を行うことによって,従来から困難とされていた1mm前後の領域での傾斜機能化が達成できた. 2. 傾斜構造を有するエネルギー変換材料の研究では,傾斜機能焦重体サンプルを作製し,積層方向およびそれと垂直な方向での焦電特性を,我が国で初めて明らかにした. 3. 傾斜機能圧電材料の研究では,作製プロセスを改良した傾斜型圧電アクチュエータを試作し,昨年度までの応力緩和計算シュミレーション結果が有効であることを確認した. 4. 電気メッキ法による傾斜機能磁性薄膜の研究では,磁気特性に直接関係する薄膜断面の微細構造解析,膜析出挙動解析,並びにリング型記録ヘッドの磁界分布を念頭に置いた性能の評価を行い,理論的予測と一致することを確認した. 5. 高周波用傾斜機能磁性材料の研究では,鉄-ニッケル合金とフエライトの傾斜機能磁性材料をクラックなしで焼結させ,10MNzまでの高周波磁気特性を評価できた. 6. 傾斜機能化電極・固体電解質の研究では,電子・イオン混合導電体電極内の酸素イオン拡散特性の評価を行い,混合導電体電極の単セル試験によって性能評価を行った. 7. 強誘電体・強磁性体傾斜機能材料の研究では,レーザMBE法によって作製した強誘電体/強磁性体傾斜機能材料の格子歪み,化学結合,強相関電子系パラメータ制御によって,電場によるスピン制御,低磁場での巨大磁気抵抗の出現などを確認できた. 8. 傾斜的磁性制御の研究では,フェロ-フェリ混合分子磁性薄膜を作製し,磁気光学的および非線形光学的挙動を明らかにした.
|